地方公務員ブロガー 納 翔一郎~富田林INFORMATION×WORK×LIFE~

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成長するチャンス!20代地方公務員が出向するメリットとデメリットとは?

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都道府県庁への出向って、どんな感じ?」
「出向は、とにかく飲み会が多いイメージ!」
「将来の出世候補になるの?」

地方公務員として働く中で、民間企業や他自治体へ出向する職員がいます。
組織を通じた人脈や知識の共有、そして、職員の経験を積むためのものです。

私は、24歳の時に、富田林市から大阪府へ出向しました。
当時は最年少出向であり、20代前半がとても珍しかったそうです。
しかし、私は出向を終えて、20代地方公務員だからこそ感じた出向のメリットがあります。
また同様に、出向を経て感じたデメリットも多々あります。

では、20代地方公務員が出向するメリットとデメリットは、どのようなものでしょうか?
今回は、私の実体験も含めて、20代地方公務員が出向するメリットとデメリットについて、ご紹介します。 

私が24歳で大阪府へ出向が決まったときのお話!

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まずは、私が24歳で大阪府への出向が決まった時のエピソードをご紹介します。

富田林市へ就職して4年目の終盤となる年始のことでした。
課税課市民税係の一員として、確定申告受付準備などの繁忙期に向けた最終調整を係内で行なっていた頃、当時の人事課長から急に呼び出しがありました。
私は、その頃からアクティブに地域活動も行なっていたので、「地域で何か失敗してしまったのかな?」と、心の中では不安な気持ちがいっぱいで人事課へ行きました。
人事課へ行くと、すぐに別室へ案内され、ますます不安な気持ちが募るばかりでした。 

当時の人事課長:「来年から2年間、大阪府へ出向する気はないか?」
私:「(・・・ん?もしかして良い話なのではないか?)」
当時の人事課長「返事はすぐじゃなくても良いから、ぜひ検討してみてほしい。」
私「わかりました。」

当時の私は、まだ23歳(24歳直前)であり、地方公務員としての経験も浅い状態でした。
また、最初は「怒られるのか?」という気持ちで人事課へ向かったので、いきなりの出向のお話に対して、状況を飲み込むことに時間がかかりました。
しかし、改めてしっかり考えると、「これはとても大きなチャンスだ!」と思いました。
そして、「ぜひ行かせてください!」と返事をしました。

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出向する人の決め方は、おそらく自治体によって異なります。
しかし、富田林市では、このような形で決まりました。
「3月末の人事内示までは、他言無用!」というルールがありましたので、人事課職員、課税課長、市民税係長、そして、私だけの秘密でした。

そして5年目となる4月に、大阪府総務部市町村課へ出向となりました。
私と同じタイミングで、大阪府内市町村から研修生として出向となった12人の仲間と共に、2年間の研鑽の日々が始まりました。
この出向していた2年間での経験は、今となってはかけがえのない財産です。

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20代地方公務員が出向するメリットとデメリットとは?

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私にとって出向は、地方公務員として大きな成長をした期間でした。
しかし、メリットだけではなく、デメリットも多数ありました。
ここでは、私が20代地方公務員としての出向を通じて感じたメリットとデメリットについて、ご紹介します。

20代地方公務員が出向するメリット!

まず、20代地方公務員が出向するメリットです。
メリットには、以下の3つがあります。

  • 所属自治体以外のことを知り、世界が広がる!
  • 人脈が広がる!
  • 知識や知見が広がる!

特に、「20代」という早い段階での出向が大切です。
20代という若いうちに、所属自治体以外を知ることができます。
若い段階で所属自治体を客観的に見る能力が身に付くので、組織に染まりにくくなります。
組織の固定概念が身に付いていない20代だからこそ感じるメリットです。

また、他市町村職員と人脈が広がることも、大きなメリットです。
所属自治体に戻った後に業務で困ったことがあったとしても、他市町村との繋がりを持っているため、相談や課題解決、情報交換を簡単に行うことができるためです。
つまり、地方公務員として業務を進める中で、効率的かつ効果的に物事を進めることができるようになります。
更に、国や都道府県、他市町村のそれぞれ違う立場からの考え方に触れることができるため、知識や知見の幅が大きく広がります。

私自身も、出向していなければ知らなかったことは、たくさんあります。
大阪府へ出向させていただいた身として、その経験を「どのようにして富田林市へ還元できるか?」を、日頃から考えて行動するようにしています。 

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20代地方公務員が出向するデメリット!

次に、20代地方公務員が出向するデメリットです。
デメリットには、以下の3つがあります。

  • 所属自治体の職員から、出向していることを忘れられる!
  • 所属自治体内部で起きていることが把握しにくい!
  • 出向から戻った時のモチベーションの保ち方!

出向を通じて感じた一番大きなデメリットは、出向していることを忘れられることです。
また同時に、所属自治体で何が起きているのかも、全然わかりません。
つまり、出向をすることによるデメリットは、所属自治体との連絡を積極的に取らない限り、人間関係が希薄になりやすいということです。
実際に、私もたまに富田林市役所へ顔を出していましたが、以下のことを何度も言われました。

「あ、そういや大阪府へ出向していたんだよね?」
「全然姿を見ないから、長期で休んでいたのかと思った!」

正直この時は、かなり少し寂しい気持ちになりました。
しかも、私が出向するまでに接点がなかった先輩職員にとっては、私が大阪府へ出向していたことすら知られていなかったでしょう。

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また、私は、出向から戻った時のモチベーションの保ち方が非常に難しかったです。
大阪府で任されていた業務は、大きい案件でやりがいもありました。
更に、大阪府職員の仕事の質は、市町村職員と比較しても全体的に高く感じました。
大阪府の先輩職員から学ぶことも多く、刺激的な日常でした。

そのような状態で富田林市へ戻ると、大阪府ほど大きな仕事もないため、「もっと大きな仕事をしたい!」という気持ちが強くありました。
その時は、転職も視野に入れたほど、モチベーションを保つことが難しかったです。
実際に、所属自治体を辞めて、大阪府へ転職した出向仲間もいます。

しかし、地方公務員としての今後のキャリアを考えると、それも一つの選択でしょう。
自分らしい選択で、自分らしい働き方ができれば良いと思います。
出向を通じてデメリットに感じることも多々ありますが、地方公務員としてどのような姿でありたいかを考えるきっかけにしてみましょう。

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まとめ

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今回は、私が実体験も含めて感じた、20代地方公務員が出向するメリットとデメリットについて、ご紹介しました。

出向は、地方公務員としてのキャリアを考える良い機会になるのかもしれません。
知り合いの出向経験者は、「出向した今と出向していなかった今を比較して考えると、全然違う道を歩んでいると思う!」と言うほどでした。
私自身も、出向を通じて地方公務員を見つめ直すきっかけになりました。

また、出向は、必ずしも全員に巡ってくる機会ではありません。
選ばれた地方公務員にしか訪れない、紛れもないチャンスです。
そのチャンスがもし回ってきたら、しっかりと掴み取ってください。
そして、私と出向に関するお話をぜひしましょう。

本記事を出向の一つの事例として、参考にしてもらえると嬉しく思います。

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