「この地域の特徴は、なんだろう?」
「私たちの地域の強みと弱みは、どんなところだろう?」
「どのような活動をして、このような結果になったんだろう?」
私は、富田林市に採用された時は、あまり「地域」のことを考えていませんでした。
正確に言えば、目の前の仕事をこなすことで満足していたのです。
しかし、今では、「地域」のことを考えることが楽しくて、「地域」の可能性や魅力を感じています。
では、どのようなきっかけでそのように感じているのでしょうか?
今回は、私が「地域」に魅力を感じた3つのきっかけについて、ご紹介します。
私が「地域」魅力を感じた3つのきっかけとは?
私が「地域」に魅力を感じたきっかけが多々あるのですが、今回は、その中でも3つに絞ってご紹介します。
一つの事例として、「こういう人もいるんだ!」とご覧ください。
地方公務員になる歳が早かった!
最初のきっかけは、地方公務員になる歳が早かったことです。
私は、20歳で地方公務員になりました。
しかし、普段遊ぶ仲の良い友人は、土日や祝日はアルバイトで、平日の夜中に遊ぶというライフスタイルの大学生ばかりでした。
そのため、地方公務員として働き始めてから、遊び仲間がいきなりいなくなったのです。
また当時は、私と同年代の職員もほとんどいませんでした。
プライベートで遊べるほど仲の良い先輩職員もいませんでした。
その時に、ひとり遊びとしてカメラを趣味にしたことが、全ての始まりでした。
富田林市内をカメラ片手に歩き回った!
次のきっかけは、富田林市内をカメラ片手に歩き回ったことです。
カメラを趣味にしてからは、富田林市内を写真で撮りながら散歩する機会が増えました。
気付けば、富田林市を隅から隅まで歩いて、四季折々の写真を1万枚以上撮影していました。
その時に、街の写真撮影をしながら、地域のお店や住民との対話を繰り返して行いました。
対話を通じて富田林市のことを深く知ることで、より「地域」について考えるようになりました。
カメラでなくても「街を歩いてみる」ということが、「地域」を魅力に感じる一歩目になるのかもしれません。
一人旅で全国の街を自分の目で見た!
最後は、一人旅を通じて、全国の街を自分の目で見たことです。
私は、社会人2年目のタイミングで車を保有しました。
車の保有をきっかけに、一人旅で日本全国を旅しました。
現在では、秋田県以外の都道府県を踏破しています。
「この街のおススメはどこですか?」
「美味しいご飯屋さんを教えてください!」
私は、訪れた街では必ず街の人に声をかけて、積極的に交流をしていました。
現地の人と触れ合うことで、その地域の特徴やおすすめの場所を知ることができます。
事前に一般的な観光地は調べて行きますが、お店や宿などは、現地で情報を仕入れて現地で決めるようにしています。
私は、自分の目で全国様々な街を見ることで、自分が住む「地域」について深く考えることができると思っています。
私自身も、「富田林市で真似をすることが出来るのではないか?」や「この方法は使える!」など、富田林市という「地域」に対して強く考えるようになりました。
気になる「地域」の強みと弱みを知るためにも、様々な街を自分の目で見ることは大切と言えるでしょう。
「地域」を考え続けて私が感じていること!
私には、「地域」のことを考え続けて感じていることがあります。
「地域」を考えるための一歩目は、まずは机から離れることです。
実際に街へ一歩踏み出し、自分の目で見て、住民の声を聴くことが重要です。
自治体においては、知っている風な情報や政治的な力だけで物事が決まることが多いです。
あまり街の現場を見たり聞いたいすることなく、机の上で「地域」について議論をしているように感じています。
つまり、「机上の空論」です。
「地域」は、街の現場の「ヒト」と「想い」が重なって初めて生まれるものです。
そのため、「机上で生まれた理屈」ではありません。
「地域」の住民と対話をすることで、全然違う答えが生まれることがほとんどです。
インターネットだけでも情報を得やすい時代ではありますが、「地域」に一歩踏み出す事によるFace to Faceの対話に勝るものはありません。
住民が「どこに想いを持っているか?」を捉えるためにも、「机上の空論」から離れて、街に飛び出してみてはいかがでしょうか?
まとめ
今回は、私が「地域」に魅力を感じた3つのきっかけについて、ご紹介しました。
「地域」と言うのは簡単ですが、「地域」に対して決まった答えはありません。
自分の住む「地域」ならではの特徴や強み・弱みが必ずあります。
それらをどのようにして活かし、住民やその「地域」が好きな人と楽しめるかが重要です。
私は、全国各地の「地域」を訪れて、見て、感じて、知ることで、自分の住む「地域」に対して、多くの行動の選択肢を持つことができるようになりました。
文献や雑誌などで他地域の事例を知ることももちろん大切ですが、実際に現地へ行くものに勝るものはありません。
もちろん、旅行に行くついででも大丈夫です。
まずは、訪れた「地域」のことを考えてみることから始めてみてはいかがでしょうか?