地方公務員ブロガー 納 翔一郎~富田林INFORMATION×WORK×LIFE~

【2022.12.28更新終了】地方公務員のこと、富田林市のこと、公務員本の読書記録などを書くブログです。

【読書記録】『全日本おつかれ公務員ー人間関係と組織のモヤモヤがスーッと晴れる本』

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全日本おつかれ公務員-人間関係と組織のモヤモヤがスーッと晴れる本』を読みました。
毎度お馴染みの学陽書房さんの公務員本を色々と読んでいる中で出会った1冊です。

タイトルを見るとなんとなく雰囲気を察すると思いますが、「対人」や「対組織」に関する内容でした。
内容は、優しい言葉で、ゆるくしっかりと書かれています。
「少し疲れてきたな。」と思った時に、少しパラパラと読んで欲しい1冊です。

では、本書ではどのようなことが書かれているのでしょうか?
今回は、『全日本おつかれ公務員-人間関係と組織のモヤモヤがスーッと晴れる本』の感想について、ご紹介します。

本を読んだ感想

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全日本おつかれ公務員-人間関係と組織のモヤモヤがスーッと晴れる本』(著者:町田 智弥 氏)
2019年9月26日発売

町田 智弥(まちだ ともや)

市役所に入庁後、財団法人、県庁、中央官庁、民間企業に派遣される。これまでに、都市経営、交通・モビリティ、環境・エネルギー、少子・高齢対策など、窓口から現場まで幅広い業務を経験。著書に『リアル公務員』(英治出版)ほか、連載として、月刊『地方自治職員研修』(公職研)にて「ヨワタリ公務員まかりとおる」、「オナヤミ公務員かけこみ寺」、「サブカル公務員、ナナメ読み」を執筆。

本書に書いていること

まずは、目次を確認してみましょう。

  • 第1章:上司に疲れたとき
  • 第2章:同僚に疲れたとき
  • 第3章:住民対応に疲れたとき
  • 第4章:お役所組織に疲れたとき

本書は、全4章でコンパクトにまとめられています。
また、要所要所に「かたぎりもとこ」さんによるかわいいイラストも心を和ませてくれます。
全体的にとても読みやすく、優しい言葉を選んで書かれています。
そのため、「本を普段読まない」という人でも、サクサクと読めるでしょう。

読み終えた全体的な感想は、「ただただ共感!」でした。
読み進めながら「いやー、わかる!」や「なるほど!」が出てきました。
本書は入庁5年目前後の若手職員をターゲットにしているそうなのですが、世代関係なく多くの公務員が「共感」と「気付き」を得る1冊です。

一番冒頭に「最近、公務員に、疲れていませんか?」の問いかけがありました。
それに対して「疲れてる!」という返事をする、またはしたくなる人は、是非読んで欲しいです。
読み終わったら、私も不思議と心がスッとしました。

「ヒトあたり」と「ショクあたり」

本書では、お役所疲れの二大疾病として「ヒトあたり」と「ショクあたり」の2つを紹介しています。

「ヒトあたり」とは、人間関係のことです。
上司、同僚、部下だけではなく、住民までの全ての人間関係のことを示しています。
この内容が第1章から第3章までを占めており、ページ数で言えば約100ページと本書の2/3を使っています。
あるあるネタ」が非常に多く、共感の連鎖です。
読者によっては、かなり笑って読めるような内容だと思うので、是非いろんな人の反応を見てみたいです。

「ショクあたり」とは、職場環境のことです。
縦割り行政、しきたりなどの組織に関わる様々なことを示しています。
内容は第4章で書かれているのですが、ここで「すごい!」と思ったのは、「部署別」の対応術が書かれていたことです。
それぞれの部署の特性をしっかりと言語化し、細かいアドバイスと過ごし方をご紹介してくださっています。

お役所疲れも「理由」と「仕組み」がわかれば、スッキリするというのが本書です。
「ヒトあたり」と「ショクあたり」の理由と仕組みを紐解くことで、あなたの悩みを解決してくれるかもしれません。

本書で私が気に入った各章の内容!

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本書全体を通して、非常に楽しく読むことが出来ました。
その中で今回は、私が気に入った各章の内容を一つずつ紹介させていただきます。

第1章ー2 ワチャワチャ上司

何かとテンパるワチャワチャ上司は、基本的にビビリな人が多いです。
本書では「マジメで、実は頭の回転が速い人が多い」と紹介されています。

私も経験がありますが、基本的に上司がワチャワチャ中の時は「静観」が一番です。
ワチャワチャしてる時に「大丈夫ですか?」と声をかけると、余計にワチャワチャします。
落ち着いたタイミングで声をかけることは鉄則だと感じました。

あなたもテンパった時は、頭の中で色々と考えていると思います。
その最中に何を言われても頭に入ってきませんよね?
むしろ、余計な情報が入ると、更にワチャワチャしますよね。
つまりはそういうことです。

上司のプライドを傷つけずに、冷静にツッコミを入れていきましょう。

第2章ー6 オタガイ様同僚

縦割り行政の中で、唯一強く横の繋がりがあるのが「同僚」です。
庁内での調整業務や照会対応、施策連携で暗躍するのが、同僚の存在です。
本書でも書かれていますが、「若手唯一の確実な手」でもあります。

私もいつも同僚を頼って仕事をしています。
少し声をかけにくい他部署の上司がいれば、同僚を通じて相談していたりもします。
それは同僚にとっても同じことで、同僚が困っていれば助けになってあげましょう。
お互い持ちつ持たれつの関係で「WIN-WIN」の関係性を築ければ良いです。

最後に味方になってくれるのは「同僚」ということを忘れずに、皆さんも大切に過ごしてもらえたらと思います。

第3章ー4 常連住民

あなたは常連となっている住民さんはいますか?
私には何人か名指しで会いに来る市民がいます。
それも、10年前に最初に配属となった税務部署時代からの付き合いの人もいます。

私は、市民に名指しされることは非常に誇りに思うことだと考えています。
それだけ「市民から特別に頼りにされている」という認識です。
しかし、べったりとしたお付き合いをすると、仕事にも支障が出たり、時にはしんどくなることもあるかもしれません。
また、良い意味での常連ばかりではないと思います。

そのような中で、本書では「常連化するということは、あなたの対応もまずくはない」と書かれています。
「ヒト」のことなので、対応はそれぞれ異なると思います。
理想は「付かず離れず」だと感じていますが、まずは「自分の対応が悪いわけではない」という自信を持った上で対応してみてはいかがでしょうか。

第4章ー0 役所由来の「職あたり」は慣れることから

役所と一括りに言っても、事務職や技術職、保育職など様々です。
更に事務職の中でも、窓口系や企画系などの多岐にわたります。
そこで「縄張り意識」を生み出し、最終的に「縦割り組織」という、典型的なお役所構造を構築するというものが、本章での紹介です。

実際に「それ、うちの課の仕事?」ということで仕事の振り合いをしたことはないですか?
同じ役所の職員なのに、仲間なのに、殺伐とした空気になるのはストレスが溜まります。
ヒトとしては仲が良くても、組織の在り方ひとつで仲が悪くなることもあるかもしれません。

そこで本書は、各部署のパターンをつかめば慣れることができるということで、各部署のパターンなどを細かく紹介してくれています。

まとめ

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今回は、『全日本おつかれ公務員-人間関係と組織のモヤモヤがスーッと晴れる本』の感想について、ご紹介しました。

本書を簡潔に言えば、「日頃のモヤモヤを優しくしれっと解決させてくれる」1冊です。
かわいいイラストと親しみのある言葉選びも、読みやすさの一因なのだと思います。
また、共感ポイントが多いので、とても身近に感じる本となりました。
内容としても、若手公務員だけに限らず、広い世代の方が楽しめる1冊です。

私自身も、「ヒト付き合い」と「組織付き合い」について、改めて考えさせてもらいました。
そして、モヤモヤしていた気持ちが、少し楽になった気がしています。
まずは皆さんも、本書を手にとって読んでみてはいかがでしょうか。

全日本おつかれ公務員-人間関係と組織のモヤモヤがスーッと晴れる本』(著者:町田 智弥 氏)

books.rakuten.co.jp

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