みなさんは、「日本の道100選」と言われれば、どのようなイメージをお持ちですか?
「インスタ映えする雰囲気な道!」
「お店などで賑わっている道!」
「歴史とか伝統がある道!」
実は、この「日本の道100選」に、富田林寺内町にある「城之門筋」が選ばれています。
「城之門筋」は、いきなり江戸時代へタイムスリップしたような錯覚を感じるほどの雰囲気のあり、富田林寺内町の中心にある道です。
着物や写真を楽しむ人、絵を描く人、そして、最近ではメディアも来るようになりました。
では、「城之門筋」とは、どのような道なのでしょうか?
今回は、大阪に3つしかない日本の道100選のひとつ「城之門筋」について、ご紹介します。
「日本の道100選」とは?
「日本の道100選」とは、 道の日の制定を記念して、建設省と「道の日」実行委員会により制定された104本の道路のことです。
「日本の道100選」の選定基準は、「歴史の道百選」や「歴史国道」とは異なり、必ずしも歴史や文化的価値にこだわっていません。
地域の人々にどれだけ親しまれた道路であるかが、最大の選定基準となっています。
そのため、地域のシンボル的な道であることが多いことが特徴です。
下記のWEBサイトで、「日本の道100選」の一覧を見ることができます。
一つひとつの道を見ると、有名な道ばかりではないことがわかります。
富田林寺内町にある「城之門筋」とは?
「城之門筋」とは、大阪府内で唯一の重要伝統的建造物群保存地区である「富田林寺内町」の中心部を、南北に結ぶ約400メートルの道です。
1986年8月10日に、「日本の道100選」に選ばれました。
「城之門筋」の名前は、富田林寺内町の中心の「興正寺別院」の山門が、豊臣秀吉築城の京都の伏見城の門が移築されたものと言われていることから由来しています。
富田林寺内町は、この道を中心に栄えたと言っても過言ではないでしょう。
「城之門筋」は、石畳が綺麗に整備され、電柱や電線のほとんどが目立たないです。
そのため、「城之門筋」全体の景観がとても美しいです。
また夜間は、「城之門筋」が街路灯でライトアップされているため、とても幻想的な雰囲気となります。
「まるで時が止まったような、タイムスリップしたような。」
これが、「城之門筋」を初めて訪れた時の私の感想でした。
ぜひ多くの人に、この感想を体感してほしいと思っています。
「日本の道100選」は、大阪に3本しかない!
大阪には様々な有名な道がありますが、「日本の道100選」は3本しかありません。
その中に、富田林市の「城之門筋」が選ばれているのです。
では、まずは大阪にある「日本の道100選」の3本を確認してみましょう。
このように、富田林市の「城之門筋」は、大阪の人であればみんなが知る大阪市の「御堂筋」と堺市の「フェニックス通り」と肩を並べる存在です。
富田林市民にとっては、とても誇りに感じることでしょう。
しかし、このことを知らない市民もまだまだ多いです。
「富田林寺内町にある城之門筋は、大阪に3本しかない日本の道100選のひとつです」と多くの市民に語ってもらえるように、今後も情報発信を頑張らないといけないと感じています。
ぜひみなさんも、話のネタとして使っていただければ幸いです。
まとめ
今回は、大阪に3つしかない日本の道100選のひとつ「城之門筋」について、ご紹介しました。
私は「日本の道100選」の話を、講師登壇する場などでお話するときに使っています。
「御堂筋」や「フェニックス通り」が有名な道であるため、いつも驚かれます。
ぜひみなさんも、大阪の小ネタとして「大阪に3つある日本の道100選」のお話をご活用ください。
そして、富田林寺内町の「城之門筋」を訪れたことがない人は、ぜひ遊びに来てください。
「城之門筋」がある富田林寺内町は、古民家を活かしたカフェや雑貨屋さんが多くあります。
大阪市内から電車で30分ほどの場所にあるため、日帰りのまち歩きとしても楽しむことができます。
ぜひ「タイムスリップしたような非日常な世界」を楽しみに来てください。