私は様々な仕事やプライベート活動しながら、大阪と京都を拠点として活動しているインディーズバンド「ダイバーキリン」の事務スタッフもしています。
私自身元々コピーバンドのバンドマンだったので、音楽は好きです。
一昨年にダイバーキリンと出会い、初めてライブハウスで聴いて好きになり、昨年からお手伝いさせてもらっています。
全国ライブハウスツアーや音楽フェスにも帯同させてもらうことにより、バンドマンだけではなく、多くのアーティストとの繋がりも出来ました。
その中で、私は「アーティスト」に対して、日々多くのことを感じています。
地方公務員として「どんなことができるかな?」なども考えていました。
今回は、地方公務員がインディーズバンドの事務スタッフを1年間やってみて感じたことについて、ご紹介します。
事務スタッフとして、どんなことをしているのか?
「事務スタッフ」と言ってしまえば大層に聞こえるかもしれませんが、私はそこまで大したことはしていません。
以下のようなことを行なっています。
- ライブの写真撮影
- 機材や物販の搬入
- メールやSNS・HPのチェック
- 遠征時のドライバー など
メインは、荷物運びと写真撮影です。
特に、写真撮影はライブハウスによって毎回設定を変えないといけないので、自分にとってもカメラの勉強になっています。
その他、メールやSNS・HPのチェックは、返信や掲載漏れがないかのチェックなどです。
基本的に、機材のことやCD制作のことなどは全くわからないので、やりやすいことをしています。
また、仕事などで行けない時は、ライブにも帯同していません。
あくまで仕事があってのプライベート活動なので、無理はしないようにしています。
バンドの事務スタッフをしていて感じたこと!
全国各地のライブハウスに訪れて多くのバンドマンやアーティストと知り合い、感じたことがいくつかあります。
今回は、その一部をご紹介します。
挨拶から始まる人付き合い!
社会人の基本ではありますが、挨拶から全てが始まります。
ライブハウスのスタッフや共演者には、初対面であっても必ず挨拶をします。
私はここで、「地方公務員よりも真面目だな」と感じました。
地方公務員は、「面識がない人」に対して挨拶をしない人が多々いるように感じています。
「少し疎遠な同じ自治体の職員」であれば、スルーしている傾向もあるのではないでしょうか?
しかし、挨拶ひとつで繋がりが生まれ、次の繋がりへ繋がっている「挨拶」って本当に素敵だなと思いました。
改めて「挨拶から始まる人付き合い」の重要性を肌で感じることが出来ました。
地方公務員のバンドマンも多い!
いろいろな共演者との繋がりの中で、同じ地方公務員も何人もいました。
趣味として積極的に活動している人から、仕事が落ち着く時期にライブを詰め込む人など、活動方法は様々でした。
地方公務員とバンドマンは疎遠な印象をお持ちの人もいるかもしれませんが、意外と密接な距離感だなと感じました。
皆さんの悩みとしては、平日のライブは急な残業や繁忙期の活動がしにくいこと、そして、人事異動次第では休止せざるを得ないことがあげられました。
名曲はたくさん眠っている!
多くのバンドや音楽と出会って、本当に「名曲」とも呼べる多くの曲と出会いました。
「なんで売れないんだろう?絶対売れると思う!」と思うような曲もたくさんあります。
しかし、なかなか知られていません。
どれだけ良い曲を作っても、発信がうまくいかないと全然知ってもらえないんだなと感じました。
様々な要因はありますが、「知ってもらう難しさ」を肌で感じた1年間でした。
そもそもCDが売れない時代!
メジャーやインディーズを問わず、年々CDを買う人は減っています。
やはりサブスクが主流になりつつあるのかなというのが、本音です。
しかし、インディーズは「応援」の意味も込めて、CDを買う人も多くいるように感じました。
また、バンドを続けるには何かとお金がかかります。
その中で、CDを売ることはやはりひとつ大きな活動源になっています。
地方公務員として出来ることを考えてみた!
バンドマンは「地域や社会を元気にする人たち」だと、私は日々思っています。
そんなバンドマンに対して、地方公務員としてどのようなことが出来るのかを考えてみました。
PR動画の音源として、インディーズバンドの音源を使えないか?
PR動画を自主制作する自治体が全国でも増えてきています。
その時に、インディーズバンドの音源を音源として使用出来ないものでしょうか?
ちょっとしたCMサイズの動画でも良いと思います。
自治体は著作権フリーの音源しか使えないですし、インディーズバンドは「〇〇市のPR動画で使ってもらえました!」などのことが言えるのではないでしょうか?
良いものには対価を!
地方自治体は、基本的にクリエイティブに対する予算がなかなかつきません。
そのため、「あわよくば無料でやってもらいたい!」という意向が強いです。
そのため、「ちょっと無料で出てくれないかな?」「無料で作ってくれないかな?」などの発言へと繋がります。
しかし、アーティストを無料で使おうとする地方自治体は、文化や芸術を破壊しかねません。
良いものには「対価」をしっかりとバックしていくべきだと思います。
例えば、無料で何かをしてもらうとしても、代わりに「PR」や「CD販売」などを手伝えるスキームを作るなど、アーティストに対して明確な「対価」を示してあげることが、私たち地方公務員が出来る誠意なのかなと感じます。
もちろん、一番はお金で支払うことが出来れば、何も問題はありません。
今だからこそアーティスト支援を!
新型コロナウイルスの影響により、ライブハウスやスタジオが休業となりました。
6月に入って徐々に営業も再開していますが、感染防止策を講じると今まで通りの音楽活動を続けることは非常に困難です。
最悪の事態として、バンドマンなどのアーティストが減ってしまう可能性もあるでしょう。
今だからこそ、私たちの力でアーティスト支援が出来ないでしょうか?
CDを買う、サブスクで音楽を流すなど、様々なアーティストの音源を聴くことから始めてみませんか?
まずは、個人で出来ることからで構いません。
是非「自分に出来ること」を考えて、出来ることから取り組んでもらえると嬉しく思います。
まとめ
今回は、地方公務員がインディーズバンドの事務スタッフを1年間やってみて感じたことについて、ご紹介しました。
バンドの事務スタッフをしながら、頑張っているバンドマンやライブハウス関係者、その他のアーティストに対して何か出来ないかなと常に頭の中で考えています。
とりあえずの行動として、富田林市の動画を自主制作してみたいなと思います。
大阪のバンドマンたちが少しでも元気になるように、力になれることを模索しながら動いてみたいと思います。
以下に私がおススメするバンドを紹介しますので、是非聴いてみてください。
◇Twitterのフォローも是非お願いします!