地方公務員ブロガー 納 翔一郎~富田林INFORMATION×WORK×LIFE~

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高卒で地方公務員になる4つのメリットとデメリットとは?

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私は、高卒(20歳)で地方公務員になりました。
高卒枠採用の地方公務員として10年以上働く中で、以下のようなことを言われたことがあります。

「高卒で市役所入って大変だね。」
「高卒だと出世遅そう。」
「大卒の人にバカにされないの?」

全体的にネガティブなことを言われがちです。
そして、私自身も高卒で採用されたデメリットを感じることもありますが、どちらかと言えば、高卒で採用されて地方公務員になるメリットを強く感じています。

では、それはどのようなことでしょうか?
今回は、高卒で地方公務員になる4つのメリットとデメリットについて、ご紹介します。
高卒区分で地方公務員への就職を検討されている方は、ぜひご参考にしてください。

高卒で地方公務員になる4つのメリットとは?

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最初は、高卒区分で地方公務員になったメリットについて、お話します。
メリットは数多くあるのですが、今回は、4つに絞ってお伝えします。

大卒枠の職員と同じレベルの仕事ができる!

まずは、大卒枠の職員と同じレベルの仕事ができることです。

地方公務員は、「高卒」と「大卒」で仕事に対する差がありません。
地方公務員試験に通れば学歴は関係なく、みんな同じ「地方公務員」となります。
つまり、倍率の高い大卒枠の試験を勝ち抜いてきた人とも、同じレベルで仕事をすることができます。

そして、「高卒だから、この仕事をしてください。」と言われることもありません。
仕事のチャンスは、学歴関係なく平等に訪れます。
そのため、日頃からチャンスを引き寄せる努力を惜しまず、頑張ってみましょう。

大卒より「4年」も早く地方公務員としての経験値を積める!

次は、大卒より「4年」も早く地方公務員としての経験値を積めることです。

地方公務員で「4年」の差は、1つの部署を経験し終えるくらいの年数です。
つまり、大卒の地方公務員より、一つ以上多くの部署を経験することができます。
私は、この「4年」の経験値こそが、高卒で地方公務員になる一番のメリットであり、将来的に大きな財産となり得るものと感じています。

また、最初の所属部署によっては、未成年のタイミングで濃い人生経験を積むことができるかもしれません。
若い年齢で様々な社会経験をすることで、将来の大きな成長のきっかけにもなるでしょう。

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先輩から応援してもらいやすい!

次は、先輩から応援してもらいやすいことです。

その理由は、「若い」ということだけです。
「若手地方公務員」と一言で括り、「若さ」故に期待してくる先輩職員は多いです。
そして、応援してもらえる環境は、若手地方公務員にとって挑戦しやすい時期だと思います。

私も20歳から働き始めて、先輩職員の応援と支えもあり多くの挑戦をしてきました。
「若い子の挑戦を応援する」という先輩職員の言葉と想いを受けながら、成功も失敗もしました。
この時に挑戦した経験値が、今でも私の強い力となっています。

私は、「応援してもらえるうちが華」だと考えています。
応援してもらえるチャンスをきちんと捕まえて、あなたも自分の成長と自信に繋げてみてください。

人生設計の見通しが立てやすくなる!

次は、人生設計の見通しが立てやすくなることです。

地方公務員の給料や昇任は、各自治体の給与条例に定められています。
そのため、きちんと計算すれば生涯年収の想定も可能です。

  • 何歳で結婚したいか?
  • 何歳でいくら貯金ができるか?
  • 何歳で家を建てれるか?

将来的な給料などの収入を見通すことで、人生設計を早い段階で描くことができます。
そして、自分のビジョンを見据えることで、生活にもメリハリがつくでしょう。
その結果、「25歳までは全力で遊ぶ!」という判断でも良いと思います。

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高卒で地方公務員になる4つのデメリットとは?

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次に、高卒区分で地方公務員になったデメリットについて、お話します。
デメリットはそこまで多くなく、以下の4つ程度だと思います。

出世が遅れることがあるかもしれない!

まずは、出世が遅れることがあるかもしれないことです。

一般的に言われる高卒のデメリットは、「出世が遅れる」ということです。
地方公務員において、考えられる一つの要因は「ラスパイレス指数」でしょう。

ラスパイレス指数」とは、簡単に言えば、国の給与水準を100とした時の地方自治体の給与指数です。
この数値が100を超えると、国や都道府県から「技術的助言」という名の指導を受けます。
そして、その「ラスパイレス指数」を上げやすい要因の一つが、高卒区分の早期出世です。
人事部局は、国や都道府県に目をつけられないために、「ラスパイレス指数」の上昇をコントロールしているのかもしれません。

しかし近年では、「仕事が出来る人を出世させるべき」という考え方も浸透してきています。
もしかしたら、数年後には「ラスパイレス指数」という概念も変わっているかもしれません。
今はまだ、重要な数値として扱われていますが、制度や考え方を変える自治体も増えているため、将来的に改善されていくでしょう。

未成年であっても容赦なく叩かれる!

次は、未成年であっても容赦無く叩かれることです。

地方公務員はサービス業であるため、苦情や強い意見を受けることは多々あります。
そして、新人職員や未成年であったとしても、それは変わりなく受けます。
特に、窓口部局では、ベテラン職員であっても容赦のない罵声を浴びせられることもあります。

しかし、それは「一人の地方公務員」として見られているという証拠です。
例え怒られる案件であったとしても、それは「一人の地方公務員として見てもらってるんだ。」と捉え、自分に出来ることをしっかりと実行するようにしましょう。

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初任給がとにかく低い!

次は、初任給がとにかく低いことです。

地方公務員の高卒区分の初任給は、とにかく驚くほど手取り金額がありません。
私の初任給も、学生時代のアルバイト代を少し上乗せしたくらいの金額でした。
一人暮らしの人は、どのようにすれば家計を回せるのか不思議なほどです。

一般的に「地方公務員は給料が高い」と言われますが、それは誤解です。
ニュースなどで公表されている「公務員の平均給与・ボーナス」は、基本給与が高い「消防」や「警察」なども全て混ざっています。
また、事務職だけの平均だとしても、若手地方公務員の給料は、地方公務員の平均給与額の遥かに下です。
給与について気になる人は、各自治体ホームページの人事部局のページに、その自治体の給与額が掲載されていますので、是非一度ご確認ください。

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組織に染まりやすい!

次は、組織に染まりやすいことです。

高卒で地方公務員になると、悪い意味で組織に染まる可能性が高いです。
民間企業などの他の組織や社会を知らないため、その職場で起きることが「全て正解」となってしまうのです。
つまり、上司や先輩職員の発言や職場のルールが、絶対的なものとなってしまいます。

このように組織に染まってしまわないためにも、積極的に交流を広げましょう。
現在、様々な場で「異業種交流会」や「公務員同士の交流会」が開催されています。
交流の場に参加して、職場以外の様々な視点や価値観を身につけることで、自己の成長にも繋がるでしょう。

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まとめ

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今回は、高卒で地方公務員になる4つのメリットとデメリットについて、ご紹介しました。

地方公務員で「4年」の差は、1つの部署を経験し終える年数です。
幅広い知識を求められる地方公務員においては、この1つの部署の差が将来的に大きな経験と財産になるのではないかと、私は考えています。
もちろん、大卒で地方公務員になったとしても、大学生活で得た知識や経験を活かすことが出来るため、「高卒がいい!」と一概に言えるものではありません。

ただ、一つの結論として、私は高卒で地方公務員になって良かったと感じています。
もしも、高卒で地方公務員になることを考えている方がいらっしゃれば、一つの体験談として、是非ご参考にしてください。

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