私は、2019年7月9日に実名Twitterの運用を開始しました。
日々、読者やフォロワーのみなさんから応援メッセージなどをいただき、この場を借りて、感謝申し上げます。
本記事では、地方公務員としての実名Twitter運用を通じて、私だからお話できる「地方公務員実名の個人Twitterの運用方法」についての考えをまとめました。
一つの結論として、Twitterの運用方法に「正解」も「不正解」もありません。
あなたの目的にあった運用をすることが、何よりも大切だと思います。
しかし、Twitterには炎上リスクなどもあり、対策として意識すべきポイントもあります。
では、私が考える具体的なTwitterの運用方法とは、どのようなものでしょうか?
今回は、地方公務員実名の個人Twitterの運用方法について、ご紹介します。
地方公務員がTwitterを取り組む意義とは?
まずは、地方公務員がそもそもTwitterを取り組む意義について、お話します。
「なぜ私が、地方公務員にTwitterの運用をオススメしたいのか?」を知ってもらいたいです。
情報収集と情報発信!
地方公務員がTwitterを運用する意義として、大きく2つの理由があります。
- 情報収集
- 情報発信
そもそもTwitterは、情報量が圧倒的に多いSNSです。
地方公務員がTwitterを通じて、様々な情報や価値観・思考に触れること自体に、大きな意味があります。
多様な情報に触れることで、地方公務員としての成長やキャリアアップにも繋がるかもしれません。
また同様に、Twitterを通じて、世界へ情報発信が出来ることも大きな魅力です。
Twitterの特性は、私たちが想像する以上に広がる「拡散力」です。
不特定多数の方へ情報を届けたいときに、とても頼りになる存在でしょう。
トレンドを掴みやすい!
次に、トレンドを掴みやすいことです。
地方公務員として働く上で、世の中の「トレンド」や「バズ」を掴むことは非常に大切です。
懸念として、一般的に「Twitterの情報が信用・信頼出来ない」ということはあります。
しかし、その真偽にかかわらず、世の中の「トレンド」や「バズ」はTwitter上にあります。
私もTwitterで見る情報を、全て信用しているわけではありません。
明らかに、事実ではない情報が流れていることもあります。
それでも世の中の「トレンド」や「バス」は、Twitterが一つの軸になってるでしょう。
Twitterとの付き合い方のコツとしては、細かいことはあまり気にしないことです。
世の中の「トレンド」や「バズ」を押さえるためにも、素直にTwitterと付き合うことが大切でしょう。
【参考】Yahoo!リアルタイム検索
ご参考に、「トレンド」や「バズ」を押さえる便利ツール「Yahoo!リアルタイム検索」をご紹介します。
Twitterの情報をまとめて検索できるYahoo!リアルタイム検索の無料公式アプリです。
世の中の「トレンド」や「バズ」の状況が、リアルタイムですぐに視覚的にわかる優れものです。
「今何が盛り上がっているか?」がリアルタイムでわかりますので、是非使ってみてください。
Twitter運用の「軸」を持つ!
まずは、Twitter運用の「軸」を持つことです。
Twitterを運用する上で、誰もが必ず大切にしてほしい内容です。
ここでは、どのようなことがポイントかをお話します。
なぜTwitterを運用するのかを考える!
「あなたは、なぜTwitterを運用するのですか?」
まずは、この問いに対して答えられるようになりましょう。
もちろん、運用しながら答えを探したり、答えを変更しても良いです。
まずは、この自問自答に答えを持つ努力をしてください。
そもそもTwitterは、運用することが「目的」ではありません。
目的・目標を達成するための、ひとつの「手段」です。
そのため、「手段」として「なぜTwitterを運用するのか?」を考えることで、答えを持つことができるかもしれません。
私の場合、「多くの人との繋がりを求めながら「文章力」と「情報発信力」をつけたい!」という目的を達成するためのひとつの手段として、Twitterの実名アカウントの運用を始めました。
実名アカウントか匿名アカウントか?
次に、Twitterを実名アカウントで運用するか、匿名アカウントで運用するかのお話です。
こちらは、私が一番相談を受ける内容です。
先に結論をお話すると、実名アカウントでも匿名アカウントでも、どちらでも良いです。
最初は匿名アカウントで運用を開始し、途中から実名アカウントに変更する方法もあります。
私は、Twitterが不慣れな時期は、まず匿名アカウントから慣れることを推奨しています。
また、以下のような投稿をする場合も、匿名アカウントでの運用を推奨しています。
- 職場にバレたくない場合
- 批判やネガティブな投稿をする場合
- 政治や批評をする場合 など
また、匿名アカウントの場合でも、必ずバレないということはありません。
匿名アカウントであったとしても、職場周辺の情報や地域の時事ネタ、写真を投稿することで、簡単に個人を特定することができます。
例えば、ゲリラ豪雨などの災害情報や建物が多く見える写真などは、エリアが特定しやすいです。
更に、Facebookなどの他のSNSと複合的に確認すると、特定はより簡単なものとなります。
そのため、匿名アカウントでTwitterを運用する場合であっても、油断せずに運用しましょう。
また、実名アカウントでの運用に関するメリットは、以下の記事にまとめています。
地方公務員が実名アカウントでTwitterを運用するメリットも大きいので、ぜひご覧ください。
naya0708.hatenablog.com
どのような内容を投稿するか?
次に、どのような内容の投稿をするかです。
ここで、アカウントの「軸」を作りあげていきましょう。
例えば、公務員試験対策に関するアカウントであれば、公務員試験対策ネタや公務員試験情報の投稿を中心に行うことで、アカウントに「軸」が出ます。
アカウントに「軸」ができることで、公務員志望の学生を中心としたフォロワーが増えるでしょう。
ただし、本格的な運用を望んでいない場合は、無理に投稿の内容を決める必要はありません。
匿名アカウントの場合は、個人を特定されない程度に他ジャンルな投稿でも良いでしょう。
将来的に実名アカウントでのTwitter運用を検討している場合は、実名アカウントで本格的に運用する前提で、投稿の練習をしてみましょう。
目標を設定する!
次に、Twitterを運用する目標設定をします。
最初の目標設定は、漠然としたものでも問題ありません。
例えば、以下のようなものを考えてみてください。
- フォロワー数を1,000以上にする!
- インプレッション数を月100,000以上にする!
- 1日1件のインプット! など
フォロワー数などの「数値目標」やTwitterを活用した「行動目標」が、明確な目標設定です。
当然のことですが、あなたがTwitterを運用する目的に応じて設定しましょう。
目標を設定することで、より軸がブレないないTwitter運用に繋げることができます。
フォロワー数を増やす4つのコツとは?
では次に、フォロワー数を増やすコツについて、ご紹介します。
フォロワー数を増やすコツについては、本当に様々な方法があります。
今回は、私が特に「重要」と感じた4つのコツについて、ご紹介します。
プロフィールをしっかりと作る!
まず、プロフィールをしっかりと作ることです。
フォロワー数を増やすためには、プロフィールの作り込みがとても重要です。
多くの人は、他人のアカウントをフォローする前に、まずプロフィールを確認しています。
その時に、無意識に以下のような情報を、頭の中で認識・整理しています。
- あなたは誰?
- あなたは何をしている人?
- あなたは私にとってどのような影響がある人?
つまり、プロフィールを通じて「フォローしておこう!」と思わせることが、ポイントです。
今回ご紹介する4つのコツの中で、プロフィールをしっかり作ることが、一番大切と言えるでしょう。
更に、プロフィールは、途中で何度でも変更することが出来ます。
そのため、フォローをしてほしいメインターゲットに見てもらうため、試行錯誤しながら作成すると良いでしょう。
「lit.link(リットリンク)」などのプロフィールサービスを活用するなどの工夫にも、挑戦してみてください。
多くのアクションを起こし続ける!
次に、多くのアクションを起こし続けることです。
Twitterは、何もアクションをせずにフォロワー数が増えることはありません。
逆に、様々なアクションを起こすことで、フォロワー数は増えていきます。
アクション例としては、以下のとおりです。
- ツイートをする
- ファボ(いいね)をする
- リツイートをする
- コメントをする
- フォロー返しをする など
大切なポイントは、これらのアクションを「続けること」に意味があります。
単発でのアクションは意味がありませんので、ご注意ください。
また、「ツイートやリツイート、コメントの数が多ければ良い」というものでもありません。
内容や想いの薄いツイートやコメントは、スルーされて終わる可能性が高いです。
そのため、内容や想いのあるツイートやコメントを増やすことが、重要と言えます。
また、「バズ」を狙ったツイートは、ほとんど「バズる」ことがありません。
そのため、あまり「バズ」ばかりを意識しないでおきましょう。
Twitterの運用においては、地道にコツコツと継続することが大切です。
なお、ツイートの戦略は、下記のnoteが非常によくまとまっています。
是非ご参考にしてください。
ツイートするターゲットや時間帯を意識する!
次に、ツイートするターゲットや時間帯を意識しましょう。
例えば、どれだけ内容が良いツイートをしても、誰も見ない時間帯では意味がありません。
一つのコツは、「ペルソナ」の設定です。
つまり、読んでほしい相手の姿を明確に描いて、その人に響く内容やツイートの時間帯を選びましょう。
「ペルソナ」を設定することで、ツイートの閲覧数や影響力が上がっていきます。
もちろん、全てにおいて完璧な投稿は出来ないかもしれません。
しかし、ターゲットの意識をするだけでも、アカウントや情報の価値が変わり、フォロワー数の増加に繋がります。
また、一般的にアクティブユーザーが多い時間帯や自分のフォロワーが活動している時間帯などの「時間帯」も、きちんと把握しましょう。
私の感覚としては、アクティブユーザーの多い時間帯は「20時から23時」です。
フォロワーの性質にもよりますので、皆さんも是非検証してみてください。
なぜフォローしてくれるのかを考える!
最後に、「なぜ私のアカウントをフォローしてくれるのか?」を考えてみましょう。
アカウントをフォローする理由として、よほどの有名人やインフルエンサーなどでない限り、一般的には以下の3つに限定されると考えています。
- フォロワー数を増やしたいから!
- 有益な情報がほしいから!
- 応援したいから!
ほとんどの場合は、一つ目の「フォロワー数を増やしたいから」でしょう。
フォロワー数を増やしたいから、フォローをするという考え方です。
この考え方に対しては、疑問を持つ人も多く賛否両論があります。
しかし、Twitterの運用方法に「正解」も「不正解」もないため、この考え方も一つの運用方法だと私は考えています。
あなたがTwitterを運用する上で本当に考えるべきことは、「有益な情報源」または「応援したい」と思われるアカウントを目指す方法です。
この2つを意識したアカウント運用を行うことで、どのようなアクションを起こすべきかわかるようになるでしょう。
そもそもフォロワーを増やす必要があるのか?
最後に補足として、Twitterを運用する上で「そもそもフォロワーを増やす必要があるのか?」ということにも触れておきます。
結論として、私はTwitterを運用する目的によると考えています。
私の場合は、Twitterの「拡散性」を活かして多くの人との繋がりを求めながら、「文章力」と「発信力」をつけたいという運用目的を持っています。
そのため、フォロワー数を増やすほど多くのチャンスが巡ってくるという考えから、フォロワー数を増やすための努力をしています。
しかし、フォロワー数を増やさなくても、Twitterを運用する目的を達成出来る人もいるでしょう。
今一度、「私のTwitter運用の目的であれば、フォロワー数を増やした方が効果があるか?ないか?」を、しっかりと考えてみてください。
私が実名アカウントでTwitterを運用して得たこととは?
私は、実名アカウントでTwitterを運用し始めてから、本当に多くの出来事がありました。
ここでは、実名アカウントでTwitterを運用するメリットを、体験談ベースでご紹介します。
文章力が上がった!
まずは、文章力が上がったことです。
Twitterの運用を始めてから、明らかに昔に比べて文章力の向上を実感しています。
Twitterは、伝えたいことを140文字以内で書かなければいけません。
簡単そうに聞こえるかもしれませんが、これが意外と難しいです。
ツイートを継続することで、「一番伝えたいことは何か?」を常に考えるようになりました。
その結果、文章力の中でも「言語化能力」や「要約力」が鍛えられています。
文章力は仕事でも活きるスキルでもあるため、引き続き精進します。
新しい多くの繋がりが出来た!
次に、実名Twitterの運用をすることで、新しい多くの繋がりが出来たことです。
地方公務員の実名Twitterアカウントということだけで、とても大きな信頼感があるそうです。
特に、地方公務員志望の学生や民間企業の広報担当との繋がりがとても多いです。
また、フォロワー数がかなり増えたことにより、一定の発信力を持つようになりました。
そこで「どんな人なんだろう?」と興味を持ってもらい、ダイレクトメッセージをいただいたことから始まった繋がりも多くあります。
そして、Twitterでの繋がりから、実際にお会いした人も多くいます。
Twitterを通じて生まれた繋がりは、今後も大切にしていきたいと思います。
富田林市のPRに繋がっている!
次に、富田林市のPRにも繋がっていることです。
私が一番メリットに感じていることです。
実際に、私のTwitterを通じて「富田林市へ興味持ちました!」や「富田林市に行ってきました!」という連絡も、過去に数件受けました。
このような行動喚起に繋げることが出来るのは、本当に嬉しい効果です。
これからも富田林市に貢献できるアカウントであるように、PRを続けていきます。
価値観と考え方が大きく変わった!
次に、私の価値観や考え方が大きく変わりました。
主に、民間企業の方や学生などと繋がる機会の増加が、ひとつの要因です。
コメントやダイレクトメッセージなどを通じて、情報交換や意見交換を行なっています。
今では自分の成長のために、Twitterの運用は欠かせません。
今後も積極的に様々な人と繋がり、自分の価値観や視野を広げたいです。
講演や執筆活動に繋がっている!
最後に、講演や執筆活動に繋がっていることです。
実名アカウントでTwitterを運用している地方公務員が少ないことや、Twitterの運用を通じて出会った人たちとのご縁により実現しているものです。
主に、オンラインセミナーでの講師登壇やWEBメディア・誌面への執筆活動を行なっています。
私自身、Twitterの実名アカウントを通じて、多くのチャンスをいただいています。
今後、私をひとつのモデルとして、地方公務員の実名Twitterアカウントが増えると嬉しいです。
そして、多くの地方公務員がTwitterを通じて、成長・活躍してほしいと思っています。
Twitterの使い方に、正解も不正解もない!
「Twitterは〇〇な人が多いから意味がない」
「〇〇なことばかり呟くのは違う!」
「批判が多いから、見るのはしんどい!」
Twitterについて、このような声も多く聞かれます。
しかし、Twitterの運用方法は人それぞれであり、「正解」も「不正解」もありません。
そのため、他人の投稿を常に否定的に見るのであれば、Twitterを活用しない方が良いです。
無理にTwitterを活用することがストレスとなり、健康面に悪影響を及ぼしかねないからです。
例えば、実際に私も以下のようなツイートを見ることがあります。
「公務員って所詮、〇〇だよね」
「富田林市は〇〇だからダメだな」
「公務員の給料をもっと下げろ」
このようなツイートに対して毎回反応すると、ストレスを抱えてしまうだけです。
対処法としては、相手の否定的な内容を尊重するしかありません。
あくまでツイートをした本人の主観であり、私たちとは違う価値観や考え方により生まれた発言であるため、「そのような考え方があるんだ!」として尊重してみましょう。
この対処を繰り返すことで、私は「あ、そんな視点もあるんだ!」や「ふーん。」という感じに、否定的な意見を流せるようになりました。
何度でも言いますが、Twitterの運用には「正解」も「不正解」もありません。
全ては、運用する自分がどのように活用したいか次第です。
改めて「Twitterを運用する目的」を考え直してみてください。
本格的に運用したい人は「Twitterアナリティクス」を使おう!
最後に、本格的にTwitterを運用したい人は、「Twitterアナリティクス」を活用しましょう
「Twitterアナリティクス」は、無料で使えるTwitter公式の分析ツールです。
例えば、以下のような情報を見ることが出来ます。
- インプレッション数
- エンゲージメント率
- 自分のTOPツイートランキング
- 月別のフォロワー増減数 など
これらの数値情報を、ひと目で視覚的に確認することができます。
どのツイートが良い反応を得ているかが非常にわかりやすいので、簡単に分析ができます。
「自分のどのようなツイートが、どれくらい見られているのか?」、「どの時間帯の投稿がエンゲージメント率が高いのか?」などを理解するだけで、Twitter運用方法の改善に大きく役に立つでしょう。
このように「Twitterアナリティクス」には、Twitter運用のヒントがたくさん眠っています。
本格的なTwitter運用を考えている人は、是非一度確認してみてください。
まとめ
今回は、地方公務員実名の個人Twitterの運用方法について、ご紹介しました。
本当に何度でも言いますが、Twitterの運用方法には「正解」も「不正解」もありません。
「自分がどのように運用したいか?」、「どのような目的で使いたいか?」が全てです。
あまり他人と比較はせずに自分の軸をしっかり持つことが、目的や目標達成のために効果のあるTwitter運用に繋がります。
また、Twitter運用は、あくまで「目的」ではなく「手段」です。
Twitterを運用することだけで、満足してはいけません。
そのことをしっかりと自覚した上で、Twitterを運用するようにしましょう。
私自身、実名アカウントを運用することで、周りの環境が大きく変わりました。
様々な繋がりが増えて、幅広い価値観や考え方に触れることで、成長も実感しています。
今後、私をひとつのモデルとして地方公務員の実名Twitterアカウントが増えて、多くの地方公務員が活躍するようになれば嬉しいです。
全てが参考になるかはわかりませんが、実践できそうな内容から挑戦してみてください。