地方公務員ブロガー 納 翔一郎~富田林INFORMATION×WORK×LIFE~

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【読書記録】『コミュ障だった僕を激変させた 公務員の「伝え方」の技術』

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2020年8月26日に、倉敷市の牧野浩樹さんが学陽書房から『コミュ障だった僕を激変させた 公務員の「伝え方」の技術』を出版しました。

本書は、牧野さんの公務員生活を追体験をしながら「伝え方」のノウハウを学べる1冊です。
現役公務員が読むと、「わかる!」と言いたくなる共感ポイントが多いことも特徴でした。
私も「そんな伝え方があったか!」と多くの気付きがあり、明日からの仕事で実践するのが楽しみになっています。

では、本書にはどのようなことが書かれているのでしょうか?
今回は、『コミュ障だった僕を激変させた 公務員の「伝え方」の技術』の感想について、ご紹介します。

本書の概要と感想!

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コミュ障だった僕を激変させた 公務員の「伝え方」の技術』(著者:牧野 浩樹 氏)

2020年8月26日発売

牧野 浩樹(まきの ひろき)

倉敷市職員。2011年入庁。納税課に配属され、税金の徴収を担当するものの、住民対応に苦しむ。2013年に岡山県庁(岡山県滞納整理推進機構)に出向。倉敷市の処理困難案件の滞納整理に従事し、伝え方について研究と実践を続けた結果、1億7千万円の徴収に貢献する。出向から戻った後は、人事課を経て2020年4月より観光課。2016年には、倉敷市の業務改善推進制度(トライK)において、納税課の職員同士が日頃の感謝の気持ちを書いたカードを交換する「サンクスカード」を発案し、市長表彰を受ける。また、落語家に弟子入りし、「ジャンボ亭小なん」として市役所の若手職員有志による演芸サークル「天領座」にて活動中。「地方公務員がすごい!と思う地方公務員アワード2020」受賞。 

www.holg.jp

本書に書いていること!

まずは目次を確認してみましょう。

  • 第1章:あなたにもできる!「伝わる」話し方
  • 第2章:どんな相手にも理解される「わかりやすい」伝え方
  • 第3章:説得力ある根拠で「納得させる」伝え方
  • 第4章:感情を刺激することで「相手を動かす」伝え方

本書は、公務員必須スキル「コミュニケーション」に関する技術が書かれた1冊です。
「伝える技術」が、全4章の構成で惜しみなく紹介されています。
わかりやすい具体的な事例も多く載っているので、とても読みやすく理解もしやすいです。
牧野さん直伝「伝え方の公式」を覚えることで、明日からの仕事がグッと楽になるでしょう。

率直な感想!

私の率直な感想は、「明日の仕事が楽しみになった!」ことです。
「伝え方の公式」も様々あり、私が全く知らないこともありました。
実践することでどのような変化が生まれるのかを試したくてワクワクしています。

また「コミュニケーション」は、公務員にとって欠かせないスキルです。
そのため「伝える力」を鍛えることで、住民や上司などからの信頼を得て、やりがいのある公務員生活を過ごすことに繋がるでしょう。

また、本書は「きっかけ」となる1冊です。
読んで満足するのではなく、行動に移してこそ本書の価値を発揮します。
「良い本だった」で終わるのではなく、多くの公務員に実践してほしいと思いました。

私も実践していて「効果がある!」と感じている3つの伝え方とは?

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本書では、多くの「伝え方」の技術が書かれていました。
その中でも、私も実践していて「効果がある!」と感じている3つの伝え方について、ご紹介します。

第2章ー2:「結論」&「根拠」で伝える!KK法

まずは、「結論」と「根拠」で伝える方法です。
結論を最初に話すことで、一気にわかりやすさが増します。
本書では、以下のように紹介されています。

結論と根拠以外の情報は、聞き手にとっては雑音

つまり、伝えたいこと以外の余計な情報を省くことで、本当に必要な情報を届けることに繋がります。
時系列で「様々な経過や過程」を長々と説明されるよりも、結論から説明された方がわかりやすいですよね?
確実に伝えたいことを届けるためにも、「結論」と「根拠」を伝えることが大切ということが、本書でも述べられています。
是非多くの人に実践していただきたい「伝える技術」です。

また、これは「文章」にも通じるものです。
以下の記事でも簡単にご紹介していますので、是非ご覧ください。

naya0708.hatenablog.com

第3章ー6:数値・固有名詞で説得力アップ!超具体化伝達法

次に、具体的な数値や固有名詞を示して伝える方法です。
いわゆる「説明が上手な人」は、数値や固有名詞を上手に使いこなしている印象があります。
本書では、以下のような事例が紹介されています。

「延滞金が加算されます」→「延滞金が1ヶ月で3万円ずつ加算されます」

このように、漠然と「延滞金が加算されます」と言われるよりも「1ヶ月で3万円」という数値があるだけでも、わかりやすさが大きく異なります。
また、余計なトラブルの回避にも繋がる可能性もあります。

「差押えします」→「あなたの給与を差押えします」

こちらの事例は、固有名詞を入れたものです。
「差押えします」だけだと、「何を差し押さえるの?」となります。
そのため、具体的な固有名詞を出すことで「何を差し押さえるか」がわかるようにするものです。

公務員が「説明上手な集団」となり言葉に説得力が増すことで、住民満足度も間違いなく高くなっていくのではないかと思います。
これは難しいことではありませんので、是非皆さんも意識的に実践してみてください。

第4章ー6:自信を持って断言して意見を通す!言い切り法

3つ目は、自信を持って言い切る方法です。

皆さんは、「〜だと思います。」と口癖のように窓口で発言していませんか?
まずは一度、来庁した住民の立場に立ってみてください。
窓口の人が「〜だと思います。」というと、どのように感じますか?
私であれば、「どっちだよ!」「それでいいんだよね!?」と突っ込みたくなります。

公務員が自信を持つことは、本当に大切です。
はっきりと自信を持って言い切ることこそ、信頼される自治体への第一歩です。

本書には、以下のように書かれています。

強い自信は、自分の意見の根拠を徹底的に調べることで生まれます。

誰に対しても自信を持てるよう、自分の意見の根拠を徹底的に調べてみましょう。
まずは身近な小さなことから自信をつけると良いでしょう。

まとめ

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今回は、『コミュ障だった僕を激変させた 公務員の「伝え方」の技術』の感想について、ご紹介しました。

本書を通じて、改めて公務員の仕事には「伝える力」が大切なんだと気付きました。
伝え方ひとつで、ここまで大きく住民満足度が変わるのかと再認識できたことだけでも、読んだ価値がありました。
具体的な例示も多く含まれていたので、とても読みやすかったです。

コミュ障であってもなくても、学べることや気付けることが非常に多いです。
是非皆さんも本書を手に取っていただき、読んでください。

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