令和2年9月26日に「教えて!みんなの仕事!新規参加者歓迎交流会-Vol.3-」を開催しました。
本イベントは、地方公務員オンラインサロンの会員限定のイベントです。
地方公務員オンラインサロンに新しく参加した人を歓迎して、ベテラン勢を含めてみんなでゆるく交流する企画として行った3回目のイベントです。
では、本イベントはどのようなものだったのでしょうか?
今回は、「教えて!みんなの仕事!新規参加者歓迎交流会-Vol.3-」(令和2年9月26日開催)について、ご報告します。
本イベントへの私の想いなどは、前回のVol.1の記事をご覧ください。
新規参加者歓迎交流会-Vol.3-
今回も、地方公務員オンラインサロンに新たに参加又はご無沙汰な4名の方をご招待しました。
現在行なっている仕事を中心に、約15分間お話してもらいました。
お話していただいた内容を、簡単にですがご紹介いたします。
なお、実名の方は、本人から許諾を得て掲載しています。
東京都 坂井 里菜さん
まずは、小平市から出向で東京都へ行っている坂井さんからお話をしていただきました。
最初の自己紹介では、学生時代の習い事が多彩なことや趣味の旅行で46都道府県(あとは滋賀県)、海外18ヵ国に行っていることなど、とてもアクティブなことが伝わりました。
そして一番意外だったお話が、普通二輪免許を取得していることでした。
250ccのバイクに乗っていた写真の紹介のインパクトは、とても大きかったです。
次に、小平市の紹介がありました。
私の率直な小平市の第一印象は、「とても住みやすい街」という印象です。
新宿まで約25分や駅が多いという交通利便性の良さも魅力です。
また、日本一の大きさを誇る「丸ポスト」や小平市を取り囲む「グリーンロード」の風景もリアルで見てみたいと思いました。
そして、小平士はブルーベリー栽培発祥の地と言われています。
7月にはブルーベリー祭りが毎年開催されており、ブルーベリー関連商品の売り出しもあるそうです。
「地域戦隊コダレンジャー」という小平市の魅力を体現している戦隊モノも気になります。
仕事では、小平市で税務課市民税担当を4年間、現在は東京都オリパラ準備局に勤めています。
私の異動歴ととても似ているので、勝手に親近感が湧きました。
市民税担当時代を振り返ると、確定申告の作り方やふるさと納税がどれくらい出来るかわかっただけでも、在籍した価値があったそうです。
生涯役に立つ知識ばかりが詰まった部署なので、私も共感して聞いていました。
そして、東京都オリパラ準備局には、庁内公募を経て出向したそうです。
その際には、オリパラプロジェクトに参加したりレポートや面接を経て、内定をもらったとのことです。
きっとみんなが想像している以上に多くの努力をしたからこそ、出向出来ているのでしょう。
www.2020games.metro.tokyo.lg.jp
坂井さんは、東京都オリパラ準備局で主に以下の内容の仕事をしています。
- 持続可能性
- 暑さ対策
- 3R
- 飲食
- 調達
- メダルプロジェクト
とても大切な仕事ばかりで、やりがいもありそうです。
ここでは、国立競技場や海の森水上競技場などの視察もされたそうです。
ただただうらやましいと思いながら、来年は無事開催出来ることを願っています。
坂井さんは様々な課外活動などに取り組まれていました。
そして、2018年の市町村アカデミーで「よんなな会」を知ったことが一つの転機だったそうです。
そして、この地方公務員オンラインサロンに入ったきっかけも「よんなな会」でした。
2020年8月のよんなな会の後に「HOLGいいよ!」と教えてもらったこともあり、今回の加入へ繋がったそうです。
これからも様々な全国各地との繋がりや活動を経て、坂井さんは小平市の中心人物になっていくんだろうなと感じた時間でした。
まずは私も小平市へ訪れて、小平市を肌で感じるところから初めてみたいものです。
【匿名希望】Iさん
次は、匿名希望のIさんです。
Iさんは、まだ1年目の地方公務員です。
街のことや担当している仕事のこと、今悩んでいることをお話していただきました。
街の紹介では、面積や人口、産業、自然をしっかりとご紹介してくださいました。
まだ1年目でここまで街のことをしっかりと調べてお話出来る職員は、とても貴重だなと勝手ながら感じました。
仕事の内容は、教育委員会関係の部署で働かれているとのことから、学校体育施設関係やスポーツ団体、体育協会に関する仕事を行っています。
一つひとつの仕事をしっかりと理解されているので、Iさんが何をしているのかがとてもよくわかりました。
自分の仕事の本質を理解されて仕事に向き合っていることは、本当に素晴らしいなと思います。
所属部署全体のこともしっかりと把握しているので、2年目や3年目の伸び代がとても楽しみです。
最後に、仕事上の悩みを打ち明けてくれました。
- コロナ禍における施設管理やイベントの実施について
- 学校開放業務について
- 先輩や上司と気軽に話すためには?
特に最後の悩みは、コロナ禍に入庁した新人地方公務員だからこその悩みでしょう。
おそらく、全国各地で起きている問題だと思います。
飲み会や研修、イベントがないため、なかなかコミュニケーションをとる機会がありません。
だからこそ、地方公務員オンラインサロンで多くの仲間を全国に作れる価値があるんだなと改めて強く感じました。
これからの伸び代に期待するとともに、地方公務員オンラインサロンも一緒にうまく使い倒していけたらいいなと思います。
大阪府 栗林 文人さん
次は、大阪府の栗林さんです。
栗林さんは、浪人を経て教育大進学し、国家公務員志望でしたがフリーターへなり、そして、東大阪市へ就職しましたが大阪府へ転職した「公務員から公務員への転職」を経験した人です。
本人も「紆余曲折のキャリア形成」と話をしていましたが、妙な納得感がありました。
まず最初の東大阪市には、5年間在籍していました。
5年間、水道総務課で広報、被服、例規、社会保険関連業務を行ったそうです。
特に、例規業務は、今でも活きる経験となったそうです。
そして、平成29年度から大阪府へ転職しました。
最初の部署は、大阪自動車税事務所です。
2年間在籍し、滞納者への催告や調査、滞納処分などを行いました。
大阪市内の自動車税を一手に引き受けているところで、非常に件数が多い仕事だったそうです。
地方税法も参考条文として抜粋していただき、非常に勉強になるお話でした。
次の部署は、健康づくり課です。
ここには1年間在籍し、「府民の健康寿命を延ばす」をミッションに様々な業務に取り組まれたそうです。
中小企業の健康づくり業務や公民連携なども幅広く行われたそうです。
課の代表的な取り組みは、「健活10」と「アスマイル」だそうです。
「健活10」とは、府民の人に取り組んでもらいたい10個の健康づくり活動として、ロゴを作成したものです。
しかし、ロゴだけでは行動に結びつかないので、「アスマイル」が始まりました。
「アスマイル」は、健康活動をすればポイントが貯まったり、健康コラムを読むことができるものです。
また、ポイントを貯めると、週次抽選や月次抽選に参加して景品をもらうことができます。
私も活用させてもらっていますが、非常に健康行動に繋がる良いアプリだと感じています。
そして現在は、都市居住課で空家対策を担当しています。
主に、空き家法に関する実施社は市町村なので、市町村への技術的助言や国と市町村の連絡調整・情報提供、空家等対策市町村連絡協議会の開催を行っています。
43市町村との繋がりで、意見交換や先進的な取り組み事例の発表などもしています。
年始にニュースになっていた滋賀県野洲市のお話も簡単にしていただきました。
私もこのニュースは印象に残っており、空き家対策関係者の中で有名な事例だということを初めて知りました。
まだまだ知らない話も多いので、是非機会を改めて栗林さんからお話を聞いてみたいです。
最後に、元々国家公務員志望だった栗林さんが東大阪市から大阪府へ転職した理由もお話していただきました。
その際のお話としては、大阪府庁で働いてみたかったという未練や最初の想いが捨てきれなかったことがあったそうです。
市町村では福祉の仕事もしたかったが、就労支援やキャリア教育に興味があったので都道府県で働く方がチャンスがあるという考えでした。
これから栗林さんが働きたい部署へ異動し、大きく活躍する日が来ることを心より願っています。
伊東市 稲葉 秀久さん
最後に、伊東市の稲葉さんのお話でした。
稲葉さんは2年目の地方公務員ですが、静岡に対するとても熱い想いを持たれています。
今回は、稲葉さんが静岡県内の仲間たちと始めている「静岡のつどい」を軸にお話していただきました。
静岡のつどいは、主に以下の3つのことを5人の仲間たちと活動しています。
メンバーの一人は、本イベントのVol.1でお話していただいた杉浦さんでした。
- インタビュー
- 散策
- ミーティング
稲葉さんが活動をグループとして始めたきっかけは、以下の3つがありました。
私も最初はこの考え方で課外活動をしていたので、共感しかありませんでした。
- 仕事がつまらない
- 仕事を自分ごととして考えられるような、面白いことをしたい
- 一人で活動することには限界がある
当初の活動目的は、「地元を知る、好きになる、発信する、面白いことをする」と考えていたそうです。
しかし、自分の「目立ちたい欲求」を考慮すると、「静岡から目立つ」が目的になるのではないかという結論になっていました。
「静岡の関係のないところで目立っても、静岡には関係ないから、静岡で目立つことが大切」というものです。
そして、この「目立つことで起きること」のスライドが、とてもわかりやすく説得力のある説明でした。
「目立ちの循環」と「発信の循環」を生み出すことで、「静岡から目立つ」という目的が達成出来るものです。
これは「静岡のつどい」だけではなく全国各地で汎用性のあるスキームなので、是非多くのコミュニティのモデルとなれば良いなと私は感じました。
この「目立ちの循環」と「発信の循環」を実践していくためには、課題が2つあるそうです。
最初の課題は、発信の循環を回すために、魅力的な記事を書くことです。
理由は簡単で、魅力的な記事を書くことで「静岡を知ってもらう」に繋がるためです。
例えば、インタビューでは「ストーリー」と「読みやすさ」が重要だと考えられています。
他にも、「ジモシルウォーク」という散策記事で、地元の人も知らないような豆知識を含めた投稿やマニア記事を書いていきたいそうです。
2つ目の課題は、シェアをしてもらうことです。
つまり、静岡のつどいをシェアをしてもらうために「静岡のつどいのファン」を作ることです。
ファン作りのために、メンバー個人の発信もして、静岡のつどいに対して愛着がわくようにしたいそうです。
稲葉さんの行動力があれば、十分にクリアできる課題なのかなと感じました。
「静岡のつどい」の今後の展望も、非常に楽しみです。
静岡はここからどんどん元気になっていくのでしょう。
FacebookやInstagramもあるので、皆さんフォローをよろしくお願いします。
そして、この課外活動を通じて、稲葉さんの仕事のやりがいや満足度に何か繋がっていけば良いなと思いました。
これからも稲葉さんの活動力とビジョン力に注目しながら、静岡のつどいを応援します。
また静岡を訪れる際には、是非静岡のオススメスポットを案内してもらいたいものです。
稲葉さんのnoteも面白いので、皆さん是非ご覧ください。
交流会
ウェルカムゲスト4名のお話の後に、約1時間の交流会を行いました。
毎回、地方公務員オンラインサロンのベテラン勢がアットホームな空気を作ってくれるので、新規参加者もふらっと参加しやすいとても素敵な雰囲気となっています。
また、参加者同士がFacebookで繋がっていく様子を見れたことは、主催者冥利に尽きます。
このように全国各地の地方公務員の横の繋がりが生まれていくことが、本イベントの価値であり、地方公務員オンラインサロンの肝です。
地方公務員同士の繋がりを通じて、これから益々楽しく充実した公務員生活を過ごす「きっかけ」になることを願います。
まとめ
今回は、「教えて!みんなの仕事!新規参加者歓迎交流会-Vol.3-」(令和2年9月26日開催)について、ご報告しました。
第3回目も約20名の参加で、とても楽しいイベントとなりました。
今後も毎月行う予定なので、これからも皆さんで新しい交流と学びを繰り返しながら楽しんでいく場にしたいと思います。
地方公務員オンラインサロンは、「地方公務員としての成長」をとても感じることができます。
「地方公務員として一歩成長したい!」「全国に仲間を作りたい!」と感じている人は、是非参加してほしいです。
月額1,800円は、「毎月本を1冊買う」と考えればとても安いものです。
気になっている現役地方公務員の方は、是非ご参加ください。
私が全力でサポートします。