地方公務員ブロガー 納 翔一郎~富田林INFORMATION×WORK×LIFE~

地方公務員のこと、富田林市のこと、公務員本の読書記録などを書くブログです。

コロナ禍で注目を集める「マイクロツーリズム」とは?

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新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けている観光業界ですが、最近「マイクロツーリズム」という言葉をよく耳にします。
皆さんどのようなものかご存知ですか?

簡単に言えば、「地元旅」です。
車で30分から1時間ほどの場所に出かける小さな旅行です。
この「マイクロツーリズム」が、今トレンドとなりつつあります。

では、「マイクロツーリズム」とは、どのようなものでしょうか?
今回は、コロナ禍で注目を集める「マイクロツーリズム」について、ご紹介します。

「マイクロツーリズム」を知る!

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まずは、マイクロツーリズムがどのようなものか確認していきましょう。

「マイクロツーリズム」とは?

「マイクロツーリズム」とは、車で30分から1時間程度でいける「地元旅」「小さな旅」のことです。
Withコロナの時代における観光業の復活への一歩で「これまでにない新たな旅のスタイル」として、星野リゾートの星野佳路代表が提唱しました。
「ウイルス感染拡大予防と地域経済の活性化を両立する観光」として、日本国内の観光業界復活の一歩を踏み出そうというものです。

www.hoshinoresorts.com

「マイクロツーリズム」が生み出すものとは?

「マイクロツーリズム」が生み出すものとして、以下のことがあげられます。

  • 公共交通機関を利用しない移動
  • 少ない移動時間によるゆとり
  • 地域の魅力を再発見

特に今回のポイントとしては、地域の魅力の再発見でしょう。
これまでは「地元」だからこそ行ったことがない観光地やスポット、イベント、歴史、文化、産業があったと思います。
しかしマイクロツーリズムでは、このような「今までなかなか行っていなかった地元」にもフォーカスがあたります。

また、地元であれば移動時間の負担が少ないこともポイントとなります。
移動時間が短いことで、しっかりと「旅」の時間を楽しむことができるでしょう。

まずは地元の「小旅行」を行い、少しずつ今までの旅にシフトしていこうという考え方から、「マイクロツーリズム」に注目が集まっています。

新型コロナウイルス感染拡大の影響が大きい観光業界!

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、観光業界は世界的に大きな打撃を受けています。
日本でも、インバウンド需要が落ち込み、廃業になった観光地の産業や宿泊施設もあります。
移動自粛要請も解除となりましたが、まだまだ「3蜜」を避ける傾向が高いです。

大勢で賑わう観光地だけでなく、不特定多数の人と密になる可能性がある飛行機や新幹線などの交通においても、従来と同じ形に戻るには、時間がかかるでしょう。
もしかしたら、コロナ前の状態に戻らないかもしれません。

どの調査機関の発表でも、観光業界が影響を受けているのは明らかです。
その中でも、各都道府県別の数値も見ることが出来る「V-RESAS」は、誰でも簡単に触れて非常にわかりやすいです。
是非一度ご覧ください。

v-resas.go.jp

私が考える!今だからこそ自治体が出来ること!

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では、「マイクロツーリズム」の時代において、今だからこそ自治体が出来ることは何でしょうか?
私の考えを少しご紹介します。

自治体は、今こそ地域の魅力を再発見すべき!?

「マイクロツーリズム」では、地域の魅力を目掛けて訪れることがポイントです。
そのため、今こそ改めて「地域の魅力を再発見」する必要があります。
もちろん地域の魅力には、「どのような経験が出来るか?」も重要でしょう。

更に、地域の魅力情報の発信は、大手旅行ポータルサイトよりも各自治体のウェブサイトやSNSの情報発信の方が強いです。
つまり、このタイミングだからこそ外部の広告などに頼らずに、自治体が地域の魅力を発信するチャンスなのです。

自粛生活が続く中で、まだまだ近場のお出かけスポット情報はニーズが高まっています。
まずは、地域の魅力を再発見して、情報発信を行ってみましょう。

情報発信には「キーワード」を添える!

単なる施設や観光地紹介、飲食店紹介だけではなく、マイクロツーリズムの観光客をつかまえるためのキーワードを発信することも重要です。
例えば、以下のようなキーワードです。

  • 3密回避
  • 貸し切り
  • 少人数
  • ソーシャルディスタンス
  • 座席数を減らした
  • 感染症対策実施済 など

このようなキーワードがあることで、観光客は安心して訪問することができるでしょう。

どれだけ新型コロナウイルス感染症の感染予防策を行っていたとしても、その取り組みが知られていなければ「大丈夫かな?」と不安を残す結果となり、来てもらえないかもしれません。
きちんとキーワードを含めた情報発信をして感染予防策があることを事前に確認できれば、「行ってみよう!」と思う人も増えると考えます。

今までとは違い、観光客自身の情報収集力も上がり、情報に敏感になっています。
「もし今の時期に自分が旅行をするなら、どんな情報があれば安心か?」を考えた情報を掲載するように意識してみれば良いかもしれませんね。

マイクロツーリズムは一時的な現象で終わるのか?

マイクロツーリズムが今後どうなるかの答えは、現段階では誰にもわかりません。
3蜜回避の取り組みが進んでいる今、マイクロツーリズムの範囲を飛び越えて通常の旅行も少しずつ普及している様子も見えてきました。
しかし、まだまだコロナ禍やWithコロナと言われている間のトレンドは「マイクロツーリズム」ではないかと考えます。

また、この状況は「地域愛醸成」のチャンスでもあります。
改めて地域の住民に「地域の魅力」を知ってもらい、体験してもらうことで、より「地域愛」が強くなるかもしれません。
そこから定住・移住に繋がったり、地域の魅力が増したりするかもしれません。
ありとあらゆる可能性を考えながら、「トライ&エラー」を繰り返してみても良いでしょう。

まとめ

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今回は、コロナ禍で注目を集める「マイクロツーリズム」について、ご紹介しました。

新型コロナウイルス感染症の感染状況により、消費者の行動が常に変化しています。
今では「GoToトラベルキャンペーン」で旅行も一般的になりつつありますが、まだまだ油断はできません。
また「外出自粛」と言われる可能性もまだまだあります。
逆に、一気に新型コロナウイルス感染症が沈静化すれば、旅行や観光に対する熱が上がる可能性もあります。

今後の世の中の変化をきちんと捉えて対応していくことが、Withコロナ時代を生き抜くポイントなのかもしれません。
正解がない時代なので、まずは「マイクロツーリズム」という考え方を理解して、しっかりとニーズを捉えて動くようにしてみましょう。