「納くんってオンラインイベントの司会で何か意識していることはあるの?」
「オンラインの進行のコツを教えて!「
最近、このようなことを聞かれるようになりました。
結論から言えば、司会は「慣れ」です。
いかに場数をこなすかです。
しかし、ただ単に数をこなすのではなく、意識するポイントを明確に持っているだけで、慣れる速度や次への改善が見えてきます。
では、どのようなことを意識しているでしょうか?
今回は、私がオンラインイベントの司会進行で意識している10のポイントについて、ご紹介します。
あなたは台本いる派?いらない派?
私は、オンラインイベント等の司会やファシリテーターを月に10本前後行っています。
また、オンラインセミナーなどにも多く参加しており、ほぼ毎日何かしらオンラインを繋いでいる日々です。
そこで私が感じたオンラインイベントの司会者の特徴は、以下の2つです。
- 台本を見ながらする人
- 台本なしでする人
「こっちが正解!」というものではありません。
司会者がやりやすい方が正解です。
まずは、あなたがどちらのタイプかを認識してみましょう。
私は「台本なし」のタイプです。
台本を見ると、どうしても「読んでいる風」になってしまいます。
そのため、進行の内容はある程度事前に頭に詰め込んで、あとはその場の「ノリ」と「テンション」で行っています。
司会進行で意識している10のポイント!
では、私が実際にオンラインイベントの司会進行で意識している10のポイントについて、ご紹介します。
ご参考に出来る部分をご参考にしてもらえればと思います。
1.事前の情報収集!
まずは、事前の情報収集です。
主なポイントは、以下の通りです。
- どのようなイベントか?
- どのようなことを目的としているか?
- 参加想定人数は?
- どのような参加者が多いか?
- 当日のスケジュールと内容は? など
実際に集めている情報は他にもありますが、これらは必要最低限抑えておくべきポイントです。
もし余裕があれば、当日の内容に関する知識の予習も行います。
2.参加者に何を与えるのか?
次に、参加者に何を与えるのかを頭の中でしっかりと整理します。
方法としては、主催者と直接認識合わせをするか、イベントページなどを見て察することです。
これは参加者の満足度を上げるためにも、特に意識しておいた方が良いポイントだと考えています。
3.参加者が多い時は、お手伝いを根回ししておく!
次に、参加者が非常に多いイベントを行うときは、参加者側にお手伝いを根回ししておきましょう。
例えば、意見を求めても誰も喋り出さない時の発言者、チャットを盛り上げる人、ブレイクアウトルームでのファシリテーターなど、役割は多岐にわたります。
人数が多ければ多いほど、1人で司会進行を回すのは非常に難しいです。
その時は遠慮なく周りに味方を作りましょう。
4.ゴールを数パターン想定!
次に、ゴールを数パターン想定することです。
「どのように終わらせるか?」がイメージ出来ているのと出来ていないのでは、進め方が全然変わってきます。
「終わり良ければ全てよし」と言うように、「終わり方」は本当にイベント全体を左右する重要なポイントと言えます。
どれだけ良いイベントであっても、終わりが締まりなければ、参加者はモヤッとして終わってしまいます。
様々なトラブルを含めて、いろんな想定をしてみると良いでしょう。
5.必ず一人でリハーサル!
次に、リハーサルです。
「どこにどれくらいの時間がかかりそうか?」という時間感覚や質疑などの余白時間を把握するために行います。
また、一度全体の流れを掴んでおくことで、自分の気持ちにも余裕が生まれます。
私の経験上、リハーサルをするのとしないのでは、全然当日の感覚が違います。
リハーサルをしていた方が、良いパフォーマンスでした。
6.参加者へアジェンダとゴールを共有する!
次に、イベントの冒頭で参加者へアジェンダとゴールを共有することです。
「このイベントは、どのようなスケジュールで何を目指しているのか?」を最初から参加者に共有することで、全体の意思統一が出来ます。
一番良かったメリットは、的外れな質問がかなり減ったことです。
7.「問い」をたてる!
次に、参加者へ「問い」をたてることです。
ゲスト以外の参加者を積極的に巻き込み、意見を引き出したい時に実践してみましょう。
その時には「何か意見や質問はありませんか?」では何も返ってこないので、「〇〇さんは、この件についてどう考えていますか?」などの投げかけをしてみましょう。
この時に、先ほどお話した「お手伝いの根回し」が活躍します。
また、オンラインであればチャットも積極的に活用してもらい、コメントを積極的に拾う形でも良いです。
8.時間のかけ方を意識する!
次に、時間のかけ方を意識することです。
簡単に言えば、一人がずっと喋らないように場を回すことを意識しています。
オンライン特有の問題かもしれませんが、みんなが集中して聞いているとは限りません。
また、時間が長くなるとどこかマンネリ化してしまいます。
また、意見を聞くときでも「ゲスト全員」に意見を聞くことで時間がかかる場合は、「では、この件について〇〇さんお願いします」など、一人ずつ話をしてもらう場面と全員が話す場面をしっかり使い分けることが大切です。
また、要所要所でブレイクアウトをするのも効果的でしょう。
キーワードは「メリハリ」です。
9.「主催」が自分でも、「主役」は自分じゃない!
次に、自分が主催者であり司会進行の時に気をつけていることとして、「主役」は自分ではないと意識しています。
自分の主張や考えを言うのは、あくまで「まとめるタイミング」で、それまでは聞き役に徹しています。
10.自分が一番楽しむこと!
最後のポイントは、自分が一番楽しむことです。
自分が楽しまないと、作業的な司会進行になってしまう可能性があります。
しかし、自戒の意も込めて、楽しみ過ぎてイベントを私物化しないようにだけは気をつけましょう。
まとめ
今回は、私がオンラインイベントの司会進行で意識している10のポイントについて、ご紹介しました。
冒頭でも言いましたが、司会やファシリテーターは「慣れ」が一番です。
いかに場数をこなすかです。
私も最初の頃は全然ダメでした。
今回ご紹介した10のポイントを実践しても、いきなりはうまくいかないかもしれません。
そのため、小さなオンライン会議からでも良いので、まずは「自分が司会をする」ところから始めてみましょう。
幹事のコツは、こちらをご覧ください。