地方公務員ブロガー 納 翔一郎~富田林INFORMATION×WORK×LIFE~

【2022.12.28更新終了】地方公務員のこと、富田林市のこと、公務員本の読書記録などを書くブログです。

個人で行う自治体プロモーションについて考えてみた!

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皆さんは、北海道最北端の村である「猿払村」をご存知ですか?
ここに、私が尊敬する新家拓朗さんという素敵な地方公務員がいらっしゃいます。
まさに今、猿払村の魅力を、全国各地に発信されている第一人者でしょう。
そんな新家さんが、先日公開したnote記事がこちらです。

note.com

自治体プロモーション個人でできるコトってなんだ?』というタイトルで、新家拓朗さんが行う「SARUFUTSU-LABO」について紹介されていました。
「SARUFUTSU-LABO」は、とても素晴らしい取り組みですので、皆さんも是非記事をご覧ください。

また同時に、私は「個人で出来る自治体プロモーションってなんだろう?」と思いました。
今回は、新家さんのお題と合わせる形で、個人で行う自治体プロモーションについて、考えてみます。

そもそも自治体プロモーションは、何のために行うのか?

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そもそも、自治体プロモーションは何のために行うのでしょうか?
私は「知名度・認知度の向上」と「住民の愛着度向上」の2つが軸にあると考えています。
簡単に考えると、「自治体外向け」と「自治体内向け」の2つです。

知名度・認知度の向上!

1つ目は、知名度・認知度の向上です。
こちらは、「自治体外向け」の自治体プロモーションです。
新家さんが書いている内容も、おそらくこちらにあたるものでしょう。

●新家さんがnoteを始めた3つの理由
1:猿払村のプロモーションのため
2:書く力の向上のため
3:猿払の辞典の様な存在となるため

全国には、約1800の自治体があります。
その自治体名を全部覚えることは、まず間違い無く無理です。
そのため、一人でも多くの人に、「どのようにして自分の自治体を知ってもらえるか?」ということが、大きなポイントとなるでしょう。

そのためにも、知名度・認知度向上のための取り組みは必要と言えます。
まずは「知ってもらうために何をすれば良いのか?」から、始めると良いでしょう。

住民の愛着度向上!

2つ目は、住民の愛着度向上です。
こちらは、「自治体内向け」のプロモーションです。

さて、いきなりですが、皆さんに質問です。

「皆さんは、住んでいる街のことをどれくらい知っていますか?」

おそらく「よく知ってる!」という人は、一般的に少数派ではないかと思います。
多くの人は、意外と自分が住んでいる街のことを知りません。

しかし、住民に街のことを知ってもらうだけでも、大きなプロモーションに繋がる可能性を秘めています。
その理由は、住民が街のことを自ら語る「口コミ」などの発信には、とても強い「説得力」と「共感」が生まれるからです。
少なくとも、自治体職員が語るよりも大きな「説得力」と「共感」が生まれるのは間違いありません。
そして最終的には、住民が街を語ることにより、街のブランディングにも繋がっていくのではないかと、私は考えています。

私が業務で取り組んでいる「富田林テレビ」や「富田林市公式note」は、まさに同様の取り組みです。
私は、「いかにして住民に街を好きになってもらうか?」を常に模索しています。
皆さんもまずは、身近な人が街を語れるようにプロモーションしてみてはいかがでしょうか?

tondabayashi-city.note.jp

数値目標を設定してみよう!

最後に、プロモーションを行う際は「数値目標」を設定してみましょう。

特に、自治体が行うプロモーションは、対外的に成果を説明することが非常に難しいです。
全国各地のプロモーション担当者は、「成果はなに?」「どうなってるの?」と聞かれると、正直回答に困っている人も多いのではないかと思います。
私も、このような悩みを抱える一人です。

その中で、数値目標の一つの例としては、以下のようなものが考えられます。

  • 知名度・認知度の向上:SNSのインプレッション数(閲覧数)やエンゲージメント率(クリック率)などのデータ値
  • 住民の愛着度向上:巻き込んだ住民の人数や住民による情報発信数

最終的なゴールの設定は、自治体によるところなので今回は触れません。
まずは、自身で数値目標の設定を考えてみるところから始めてみてはいかがでしょうか?
答えがあるようでない話なので、私にとっても今後多くの人とディスカッションをしたい内容です。

自治体プロモーションを「個人」で行う価値とは?

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では次に、自治体プロモーションを「個人」で行う価値について、考えてみます。
誰もが自由に「発信」できる時代になったからこそ、とても価値は大きいと思います。

個人だからこそ自由度が高い!

まず、個人だからこそ自由度が高いことです。

自治体が自らプロモーションを行うことは、「説得力」などの多くのメリットがあります。
しかしメリット以上に、様々な制約が大きいというデメリットがあります。
特に多い制約は、SNSであるにも関わらず「堅苦しい発信しか出来ないこと」や「双方向コミュニケーションが出来ないこと」です。
その背景として、炎上などのリスク回避やSNSの投稿ひとつ一つが「行政文書」という考え方などがあるでしょう。
私はいつも、「何のためのSNSなんだろうか?」とずっと感じています。

それに対して個人での自治体プロモーションは、いくつかの注意点こそありますが、基本的には自由度が高いです。
自治体が行うプロモーションよりも、自由で双方向の情報発信が可能となります。
そして、想像している以上に、個人だからこそ出来ることや得られる効果は多くあります。
そのため、私は個人で行う自治体プロモーションには、とても価値があるものだと考えています。

応援してもらいやすい!

次に、個人で頑張っていると応援してもらいやすいことです。

これは私の経験でのお話となりますが、プライベートの時間を使って個人で自治体プロモーションを頑張っていると、SNSのシェアやリツイートなどを通じて応援してもらう機会が増えているように感じています。
また、住民との新たな繋がりも生まれ、更に応援の輪も広がります。
この「応援」してもらう環境により、更にプロモーション力は高まっていきます。

つまり、「どのようにしてファンを作るか?」です。
個人で自治体プロモーションを行うことにより、自治体のファンが増える可能性も秘めているのです。

books.rakuten.co.jp

個人でプロモーションを行う場合は注意も必要!

最後に、個人でプロモーションを行う際の注意点を簡単に確認しましょう。
様々な注意点はありますが、特に気をつけなければならないのは、以下の2点です。

業務外に出てはいけない個人情報や内部文書を発信したり、自治体の批判やネガティブなアクションに繋がるような発信をすると、これらに抵触する可能性があります。
もし守秘義務違反や信用失墜行為を行うと、何かしらの処分が行われるでしょう。
そのため、何となく自治体プロモーションを行うのではなく、自分でしっかりとルールを決めて運用することが大切となります。

また、自治体プロモーションを行うことで何かしらの報酬を受け取る場合は、副業規定(営利企業の従事制限)にも気をつけましょう。

naya0708.hatenablog.com

私が個人で行っている自治体プロモーション!

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猿払村の新家さんのようなしっかりとした形ではありませんが、私は以下のことを行なっています。
私の考えとしては、「誰でも気軽に始めることが出来る」モデルとなれたらと考えています。

SNSで積極的に発信する!

私のメインの取り組みは、SNSでの発信です。
使用しているものは、以下のものです。

特に、拡散性が高いと言われているTwitterには、力を入れて取り組んでいます。
それぞれの特性をしっかりと理解して、「どの媒体で何を発信するか?」は強く意識しています。

私のSNSの使い分け方については、詳しくは以下の記事をご覧ください。

naya0708.hatenablog.com

ローカルフォトグラファー!

次に、ローカルフォトグラファーとして、富田林市の綺麗な風景写真や日常生活の魅力的なところを、日頃から撮り歩いています。
その写真を、市や地域団体などに無償のフリー素材として提供しています。
クレジットを入れると使いにくくなるので、クレジットも入れていません。

富田林市は、まだまだ使い勝手の良い写真素材はありません。
撮影した写真を様々な場面で使ってもらうことにより、少しでも私以外の人からの発信の力に繋がればと考えています。

名刺を配る!

最後に、積極的に名刺を配ることです。
名刺を全国各地で数多く配ることで、富田林市の知名度・認知度向上に繋がります。
普段から名刺を配らないような部署の人でも、誰でも取り組めるものだと思います。

また、私は特に、街の人に名刺を配ることも意識しています。
街の人たちにも配ることで、地域愛向上に繋がることもあります。
私が街の人に名刺をお渡しすると、「え、私にくれるの!?」という反応をしていただける人が数人に一人いてます。
その人たちは、名刺1枚で強い関係性を作ることが出来ており、また、市の強いサポーターになってくれています。

naya0708.hatenablog.com

まとめ

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今回は、新家さんのお題と合わせる形で、個人で行う自治体プロモーションについて、考えました。

まずは「何のために自治体プロモーションを行うか?」の視点が非常に大切となります。
知名度・認知度向上だけで良いのか、もしくは、その先を見据えているのかなどを考えて、より解像度の高い目標設定をしてみましょう。
今後、個人で自治体プロモーションを行う地方公務員が増えて、そこから更に、全国各地の地域の盛り上がりに繋がれば嬉しいですね。

note.com

今回の記事を書いたもう一つの理由は、私が新家さんファンになった=猿払村のファンになったこともあります。
また、おそらくではありますが、「所属自治体に対する熱い想い」も近しいものがあるのではないかと、勝手ながら感じています。
そんな新家さんのことをこれからも応援すると共に、お互い助け合える関係性でありたいなと切に願います。

naya0708.hatenablog.com

また、ご参考程度にご覧いただければと思いますが、自治体プロモーションを行っていく中で、これからは特に「SNSマーケティング」が重要になってくるでしょう。
「ここまでする必要があるのか!?」と言われると、必ずするべきものでもないと思いますが、日頃から数字を意識しておくことは大切です。

以下のサイトによくまとまっていますので、ぜひご参考にしてください。
私も日頃から、このページばかり眺めています。

gaiax-socialmedialab.jp