地方公務員ブロガー 納 翔一郎~富田林INFORMATION×WORK×LIFE~

【2022.12.28更新終了】地方公務員のこと、富田林市のこと、公務員本の読書記録などを書くブログです。

【読書記録】『『知域』に1歩飛び出そう!ネットワーク活動でひろがる公務員ライフ』

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2021年2月10日に、山形市の後藤好邦さんがぎょうせいからを『『知域』に1歩飛び出そう!ネットワーク活動でひろがる公務員ライフ』を出版しました。
本書は、いろいろな繋がりを得ることで、仕事や自分の可能性が広がることを感じることができ、明日からの活動がワクワクする1冊となるでしょう。

そもそも私は、本書の出版前から、後藤さんの動き方や考え方にとても共感しています。
「誰を目指していますか?」と聞かれると、「山形市の後藤さんみたいな行動力と人脈を持つ大人になりたいです!」と回答するほど、全国の公務員の中でも最も尊敬する公務員です。
そんな後藤さんが、ネットワーク活動に対する可能性や実際の行動、考え方などを、とてもわかりやすくまとめたものが、今回出版された『『知域』に1歩飛び出そう!ネットワーク活動でひろがる公務員ライフ』です。

では、本書にはどのようなことが書かれているのでしょうか?
今回は、『『知域』に1歩飛び出そう!ネットワーク活動でひろがる公務員ライフ』の感想について、ご紹介します。

本書の概要と感想!

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『知域』に1歩飛び出そう!ネットワーク活動でひろがる公務員ライフ』(著者:後藤 好邦 氏)
2021年2月10日発売

後藤 好邦(ごとう よしくに)
山形市役所企画調整部企画調整課課長補佐。1972年生まれ。1994年に山形市役所入庁。納税課、高齢福祉課、体育振興課冬季国体室、企画調整課、都市政策課、行革推進課、企画調整課交通企画係長、政策調整係長を経て、現職。政策調整、仙山連携等を担当。2009年6月に岩手県北上市の職員らと共に「東北まちづくりオフサイトミーティング」を発足し、人・組織・地域・いろいろなものを繋ぎ、東北、そして日本を元気にするための活動を実践中。2015年4月からは、月刊ガバナンスにて「『後藤式』知域に飛び出す公務員ライフ」を連載中。

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本書に書いていること!

まずは目次を確認してみましょう。

  • 序章:今、求められる公務員の姿
  • 第1章:ネットワーク活動で、自治体の輪を広げる
  • 第2章:ネットワーク活動、はじめの1歩
  • 第3章:仕事とネットワーク活動の両立
  • 第4章:人財を育てる

冒頭でもお話しましたが、本書は、公務員の仕事の魅力やネットワークの可能性、仕事との両立や今後の継続などについて、「ネットワーク」をキーワードに幅広く公務員生活について書かれた1冊です。

序章でも本の帯でも書かれていますが、まずは「地域」ではなく「知域」から飛び出すことを、後藤さんは勧められています。
この「知域」とは、自治体職員が仕事以外のフィールドに飛び出しやすくするために創られた造語です。
例えば、以下のような場です。

  • 「知」識を学ぶ場(自主勉強会など)
  • 「知」り合える場(交流会など)
  • 住民の想いを「知」る場(地域イベントなど)

また、ネットワーク活動の一歩目の踏み出し方や仕事との両立、人財育成の視点など、公務員ライフをより充実させるための格言やキーワードが、本書では盛りだくさんです。
後藤さんの熱い想いを感じながら、良い刺激を受けることができるでしょう。
本書をきっかけに、今の自分の公務員ライフを見つめ直すことも出来るかもしれませんよ。

本書を読んだ私の感想!

本書を読んだ私の感想は、「ただただ共感しかない!」でした。

私も「繋がり」をキーワードに日々活動をしており、そこで感じることや大切なことが、とてもわかりやすく文章でまとめられていました。
ネットワーク活動と仕事の両立、特に、時間外勤務に関する考え方などは、本当に共感しました。

そもそも、「公務員」は職業の一つであり、「公務員としての生き方」まで統一されるものではありません。
つまり、「公務員としての生き方」に、正解はありません。
その「公務員としての生き方」に対する一つのアプローチとして、本書では様々な角度からヒントを与えてくれます。

また本書では、各方面で活躍する現役公務員たちの格言とキーワードが多数紹介されています。
それらの言葉は、私たちの心を揺さぶるものであり、明日からの公務員ライフをワクワクさせるものとなるでしょう。

私が特にうなずいた3つのお話!

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本書は、私にとって本当に多くの共感があった1冊となりました。
本当は全てを紹介したいのですが、特に私がうなずいた3つのお話について、簡単にご紹介します。

第1章ー1:ネットワーク活動に取り組むメリットは何?

最初は、「ネットワーク活動に取り組むメリット」についてです。

ネットワーク活動に取り組む理由やきっかけは、人それぞれだと思います。
しかし、ネットワーク活動をしている人は、以下のメリットを共通で感じているでしょう。

繋がりが広がるほど、可能性も広がる

本書でも、「つながり=可能性」と書かれており、「強みを活かし、弱みを補い合うこと」と紹介しています。
後藤さん自身も、様々な分野に仲間ができたことで、情報収集力や関わり、行動に繋がったそうです。

そもそも、私たちが持つ「個の力」は、間違いなく限界があります。 
どれだけ頑張っても、「個の力」で全部出来ることはありません。
そのため、どこかで頭打ちがくるでしょう。
しかし、繋がりを広げることで、「個の力」と「個の力」が掛け合わさり、無限の可能性へと広がっていきます。

繋がりによる無限の可能性を生むためにも、私はネットワーク活動は重要なものだという位置付けをしています。
一人でも多くの公務員が本書を読んで、まずは一歩、踏み出してもらうきっかけになったら嬉しいなと思っています。

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第2章ー7:どうしたら若手職員を巻き込むことができるのか?

次に、「どうしたら若手職員を巻き込むことができるのか?」です。
これは、ネットワーク活動などの様々な課外活動をしている多くの人が抱える課題でしょう。

本書では、「参加しない理由は主催する側に問題が」と書かれています。
本質的な課題として、若者が参加しない理由を「若者に求める」ではなく、「主催する側に求める必要がある」ということです。
後藤さんも、以下のように紹介してくれています。

若者目線に立ち、まずは彼らがどういった活動を欲してるのかを考え、その想いに応えるような活動に取り組む努力をすべきなのである。

また、「一生懸命やり切る姿を後輩に見せる」とも書かれていました。
これは身近な若手職員を巻き込むために必要なことだと、私も強く思います。
「先輩みたいな公務員になりたい!」と思わせることが、とても重要なのでしょう。

私も主催者の立場として何度もイベントや交流会を実施しましたが、「自分はいつも一生懸命か?」や「若手職員の視点」をとても大切にしています。
本書は、その本質的な部分がしっかりと言語化されているので、多くの人の学びと気付きとなるでしょう。

第4章ー5:地域を思う人材こそ、公務員へ

最後に、「地域を思う人材こそ、公務員になってほしい」ことです。

そもそもですが、世の中にはまちづくりをする人や目指す人が増えている中で、公務員の魅力は伝わっていません。
本書でも、「公務員の魅力を伝えきれていない」と紹介されています。
実は、公務員という職業はとてもやりがいがあり、とても地域にコミット出来る職業です。
「公務員って、かっこいい!」や「応援したい!」と多くの人に思ってもらいたいので、私自身も様々な活動をオープンにしています。

本書でも紹介されていますが、公務員と学生の対話の場はもっとあった方が良いと私も考えています。
公務員のことをまだまだ知らない人は多く、公務員志望の学生も漠然とした「公務員」しか知りません。
この「知らない」という現状の打破が、公務員の魅力を伝える第一歩となるのでしょう。

私自身、北海道猿払村の新家さんと一緒にClubhouseで何度か「地方公務員と公務員志望の学生が語る」ルームを作りましたが、いずれも「知らなかった」や「聞いて良かった」という声が大半でした。
このような場を様々な場所で生み出すことが、今後、公務員にとってとても重要になってくるんだろうなと、本書を通じて改めて感じました。

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まとめ

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今回は、『『知域』に1歩飛び出そう!ネットワーク活動でひろがる公務員ライフ』の感想について、ご紹介しました。

本書を通じて、改めて、自分の公務員ライフを見直すきっかけとなりました。
また、ネットワーク活動の可能性と大切さ、そして、その先の公務員ライフがワクワクする1冊でした。
後藤さんの魅力や人柄、内容に、心が揺さぶられた人も多くいるでしょう。

本書について、本ブログでも書きたいことはまだまだあります。
しかし、続きは「本書を買って読んでほしい!」という想いから、割愛させてもらいました。
まずはみなさんにも読んでいただいて、「自分ならこうだな!」と考えることが、はじめの一歩となるでしょう。
明日からの公務員ライフをより充実したものにするためにも、ぜひご覧ください。

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