オンライン市役所、地方公務員オンラインサロン、MIRAI-HUB。
これらは、本ブログでも紹介してきた公務員コミュニティについてです。
私は、これらを含む複数の公務員コミュニティに所属していますが、「なんでそんなに入ってるの?」と聞かれることもあります。
理由としては、それぞれはっきりとした参加目的があります。
そして、公務員コミュニティを使い倒すためにも、頭に強く意識していることがあります。
では、どのようなことを考えることが大切なのでしょうか?
今回は、公務員コミュニティを使い倒すために意識したい3つのことについて、ご紹介します。
公務員コミュニティとは?
公務員のコミュニティは、規模的な視点で言うと、大きく2つに大別することができます。
- 全国規模のコミュニティ
- 地域性のあるコミュニティ
例えば前者は、本ブログでも何度もご紹介している「オンライン市役所」や「地方公務員オンラインサロン」です。
全国各地の公務員が参加するコミュニティの代表格です。
今では、全国規模のコミュニティは、ほとんどがオンラインのものとなっています。
そして後者は、各地域にある公務員コミュニティです。
例えば、大阪府内であれば、泉州地域の「せんたま」や私が主宰している南河内地域の「MIRAI-HUB」などです。
地域性が高いコミュニティは、リアルで開催される傾向が高いです。
近年は、新型コロナウイルス感染症対策としてほとんどがオンライン開催となっており、全国各地の地域性のあるコミュニティにも、気軽に参加できるようになりました。
私は総括して「公務員コミュニティ」と書いていますが、本記事では、「自主研」も同義として包括的に捉えています。
以下の記事がとてもわかりやすいので、ご参考にしてください。
公務員コミュニティに参加するメリットとデメリット!
まずは、公務員コミュニティに参加するメリットとデメリットを確認してみましょう。
公務員コミュニティ参加のメリット!
公務員コミュニティに参加するメリットとしては、主に以下の2つがあります。
- 新しい人や知識、価値観との出会い
- 行動の後押し
まず、公務員コミュニティ参加のメリットは、新しい人や知識、価値観に出会えることです。
つまり、新しい繋がりを生むことで、自分の世界をより広げることが出来るのです。
更に、現在では、オンラインコミュニティも当たり前になりつつあります。
オンラインならではの圧倒的なメリットとして、全国各地の様々な人や知識、価値観に出会えることがあります。
オフライン以上に出会いの幅が広いことが、オンラインの大きな魅力です。
そして、公務員コミュニティでは、様々な情報が多く手に入ることや受け取れる刺激も多いので、行動を起こすきっかけにもなりやすいです。
特に、地方公務員は、全国各地でも行なっている仕事に大差はありません。
そのため、今抱えている課題の解決や新しいことをチャレンジするヒントを見つけることもできるでしょう。
公務員コミュニティ参加のデメリット!
次に、公務員コミュニティ参加のデメリットについてですが、主に以下の2つがあります。
- インプット脳になりやすい
- 体力と時間の浪費
まず、インプット脳についてです。
簡単に言うと、参加する公務員コミュニティでの情報を、読んだり聞いたりしているだけで満足してしまうリスクがあるということです。
特にオンラインコミュニティの場合は、この傾向が強いのではないでしょうか。
私は、インプット脳で止まらずに、その後に自ら行動する姿勢が大切と感じています。
そして、公務員コミュニティの最大のデメリットは、時間を問わず様々な情報が飛び交ったり、土日には何かしらのオンラインイベントがあるなど、忙しさもあります。
SNSの投稿を読んだり、公務員オンラインイベントに参加するだけでも、かなりの体力と時間が必要です。
また、その現状が、多くの人の間で「義務感」になってしまっていることも、大きな課題だと感じています。
後述しますが、無理なく目的意識をしっかり持って参加しないと、体力と時間を無駄に浪費してしまうので、注意が必要です。
公務員コミュニティを使い倒すために意識したい3つのこと!
では、公務員コミュニティを使い倒すためには、何を意識すれば良いのでしょうか?
ここでは、公務員コミュニティに参加したことをデメリットにしないために考えたいことをまとめました。
参加する目的意識をしっかり持つ!
まずは、参加する目的意識をしっかりと持つことです。
いきなりですが、以下のことを自分に問いかけてみてください。
「あなたは何のために、その公務員コミュニティに参加しているのですか?」
この問いを自分に対して続けることが、非常に大切だと私は考えています。
もちろん、理由の後付けや変更も全然ありです。
その時の目的意識をしっかり持つことが大切だ、ということです。
私の場合は、以下のように、主な目的意識を持っています。
- オンライン市役所:全国各地の公務員との繋がりづくり
- 地方公務員オンラインサロン:質の高い知識のインプット
- MIRAI-HUB:近隣自治体の公務員との繋がりづくり
まずは、月一以上の頻度で参加している公務員コミュニティをリスト化して、このように「目的意識の見える化」をしてみてください。
この作業をするだけでも、公務員コミュニティに参加して得るものの質が変わってくると思います。
時間を意識する!
次は、時間を意識することです。
ここは特に、オンライン時代だからこそ意識したいポイントです。
「オンラインに熱中し過ぎて時間を忘れていませんか?」
「インプット脳になっていませんか?」
時間は「無限」ではなく、「有限」のものです。
もしこれら両方が当てはまるのであれば、改めて、時間の使い方を見直してみてください。
私は最近、公務員コミュニティでゆるく参加していた時間を、「地域としっかり向き合う時間に変えれるのではないか?」と考えるようになりました。
そして、意図的に公務員コミュニティへの参加頻度を減らし、地域課題に対するアプローチやと仕事の整理などの時間に充てるようにしています。
時間の使い方に、正解はありません。
しかし、無意識無目的でなんとなく参加しているのであれば、時間の使い方を考え直してみてください。
仕事や地域でアウトプット!
最後は、仕事や地域でアウトプットすることです。
せっかく全国各地から得た知識や価値観などをインプットしたので、それを仕事や地域に還元してみましょう。
どのような些細なことでも構いません。
アウトプットまで繋げてこそ、公務員コミュニティの使い倒しだと思います。
もちろん、アウトプットを強要するものではありませんし、正解というわけではありません。
しかし、地方公務員として働いているので、「何のために公務員同士で高め合うのか?」の本質を考えると、その答えは地域のためとなると私は考えています。
みなさんで一歩ずつ踏み出していきましょう。
まとめ
今回は、公務員コミュニティを使い倒すために意識したい3つのことについて、ご紹介しました。
私が、本記事を通じて伝えたいことは、たった2つです。
- 目的を持って参加しましょう!
- オンラインの時間を削って、地域のことを深く考える時間にしませんか?
私も多くの公務員コミュニティに顔を出していますが、やはり同じ職業の仲間同士で共感できることも多く、とても楽しいものです。
そこから様々な可能性を感じることもありますし、これからはオンラインでのコミュニティが当たり前の環境になっていくのでしょう。
しかし、数多く参加しているからこそ、「何のために参加するのか?」や「どのように付き合うべきか?」を考えるようになりました。
そして、インプット脳や体力と時間の浪費に気付いたのです。
これだけ簡単にオンラインでコミュニティに属せる時代になったからこそ、オンラインの活用方法と時間の使い方、そして、私たち地方公務員の本質を問いかけてみてほしいと、私は今だからこそ思います。