地方公務員ブロガー 納 翔一郎~富田林INFORMATION×WORK×LIFE~

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移住・定住担当者は知っておきたい!「ミレニアル世代」と「Z世代」の特徴と違いとは?

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みなさんは、「ミレニアル世代」と「Z世代」という言葉をご存知でしょうか?

もしかしたら「自分には関係ない」と思うかもしれませんが、地方公務員こそ今後の行政サービスの質を向上させるためにも知っておかなければならない言葉です。
特に、移住・定住担当者にとっては、これからの10年間のメインターゲットとなる世代とも言えます。
そのため、「ミレニアル世代」と「Z世代」の違いをきちんと理解しておいた方が良いでしょう。

では、2つの世代にはどのような特徴と違いがあるのでしょうか?
今回は、移住・定住担当者は知っておきたい「ミレニアル世代」と「Z世代」の違いについて、紹介します。

「ミレニアル世代」と「Z世代」の違いとは?

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「ミレニアル世代」と「Z世代」は、言葉ではよく聞きますが、特徴を知らない人も多いと思います。
まずは、それぞれの特徴と「ミレニアル世代」と「Z世代」の違いについて、ご紹介します。

「ミレニアル世代」の特徴!

「ミレニアル世代」とは、一般的に「1980年から1995年の間に生まれた世代」と定義されています。
Yahoo!Googleなどの検索エンジンをはじめ、インターネットの成長と共にに育った「デジタルパイオニア」、「デジタルネイティブ」と言われる世代です。

インターネット環境が整った時代に育ったことにより、情報リテラシーが高く、インターネットの活用やSNSを利用したコミュニケーションで仲間との繋がりを大切にすることが特徴です。
成人年齢頃からスマートフォンを使用しているため、ITとの親和性も高い世代です。
そのため、情報収集能力にも優れており、より社会貢献に寄与する仕事に興味があることも特徴と言われています。

「Z世代」の特徴!

「Z世代」とは、一般的に「1996年から2015年の間に生まれた世代」と定義されています。
スマートフォンや高速インターネット、オンライン環境、サブスクリプション、そして、多様化するSNSの存在が当たり前の時代に育った「デジタルネイティブ」、「ソーシャルネイティブ」と言われる世代です。

「Z世代」の大きな特徴は、実際の生活で関わる人たちよりも、インターネットやオンライン上の不特定多数の発信や交流と触れる機会が多いことです。
不特定多数の発信や交流に触れることで、若くても様々な価値観と出会っています。
その結果、「他人の価値観は尊重し合うもの」、つまり、「個性」を尊重し、多様化に広い心を持つ価値観を持っています。

それ、勝手な決めつけかもよ?だれかの正解にしばられない「解釈」の練習』(Discover21)の著者である阿部広太郎さんは、本著でZ世代を以下のように述べていました。

Z世代とはつまり、個と社会で、安定と冒険で揺れる価値観を持つ。自分の仕事が、人生に、社会に、どうつながるかを常に意識している。
(引用:『それ、勝手な決めつけかもよ?だれかの正解にしばられない「解釈」の練習』(Discover)P.162抜粋)

個性を尊重する価値観を持っているため、自分自身も他人の言葉に左右されにくく、自分の意識で行動します。
そのため、行動の目的意識が強く、自分らしいスタイルを重視するのが、Z世代の大きな特徴と言えるでしょう。

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「ミレニアル世代」と「Z世代」の違いとは?

次に、「ミレニアル世代」と「Z世代」の違いです。
一番わかりやすく言えば、以下の違いがあるでしょう。

デジタルが成育する環境の中で育ってきたのが「ミレニアル世代」、デジタルが成熟した環境の中で育ってきたのが「Z世代」と考えると、とてもわかりやすいです。

「ミレニアル世代」は、学校や部活などのリアルなコミュニティがそのままオンライン上のものとなりました。
そのため、コミュニティの空気感を大切にすることから、「空気を読む」と言う言葉が生まれたのでしょう。
その結果、協調性が強いという特徴が形成されたと考えられます。

対して「Z世代」は、スマホであることが当たり前の世代です。
多くのアプリケーションやコミュニティを使い分けることで、自分の価値観にあった居場所をオンライン上で持ちます。
そのため、多様な価値観に触れ、個性が磨かれているものだと言われています。
結果として、リアルで関わったことがないようなオンライン上の人とも、積極的にコミュニケーションを取ることが上手です。

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「ミレニアル世代」と「Z世代」の共通点とは?

最後に、「ミレニアル世代」と「Z世代」の共通点です。

「ミレニアル世代」と「Z世代」の共通点は、主に「情報収集」に関することでしょう。
買い物やお出かけ・旅行先などを決めるための情報収集は、どちらの世代もインターネットやSNSを通じて行うことが当たり前となっています。
更に、商品やサービスの公式ホームページだけではなく、SNSや口コミ・評価が掲載されているサイトなどを活用して、価値を比較する傾向もあります。

更に、どちらの世代も、「モノ消費」ではなく「コト消費」です。
「モノ」ではなく「体験」を求める傾向にあります。
そして、「モノ」を購入する時には、実用性も重視されます。
ブランドのネームバリューよりも、モノやサービスのコンセプトへの共感が一つのポイントと言えるでしょう。
ストーリーの情報発信が響く世代なのかもしれません。

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移住・定住担当者は、なぜ「ミレニアル世代」と「Z世代」のことを知っておくべきなのか?

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では、なぜ移住・定住担当者が「ミレニアル世代」と「Z世代」のことを知っておく必要があるのでしょうか?
ここでは、私が考える理由について、ご紹介します。

「ミレニアル世代」と「Z世代」は、これから10年間のメインターゲットになるため!

私が移住・定住担当者が「ミレニアル世代」と「Z世代」のことを知っておく必要があると考える理由は、たった一つです。
それは、「ミレニアル世代」と「Z世代」は、これから10年間のメインターゲットになるためです。

現在のマーケティングにおいて、消費者グループは「性別」や「家族構成」で分けるのではなく、「世代」で分類して戦略を立てることが主流です。
移住・定住においても同様に、各世代の過ごした時代や特徴を知ることが効率的なマーケティング施策を立てる上で重要となるでしょう。

公務員のマーケティングとして、糸島市の岡さんが書かれた『スーパー公務員直伝!糸島発!公務員のマーケティング力』がとても参考になります。
ぜひご参考にご覧ください。

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そして今、新しいトレンドを作る世代として注目されているのが「Z世代」です。

「Z世代」は、間違いなく10年後には市場の中心となります。
そのため、各方面において、「Z世代」の消費行動や価値観が注目を集めています。
移住・定住においても、注目すべき世代であることは間違いありません。

また、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、今まで以上にデジタルを活用した情報発信や取り組みが重要となってくるでしょう。
デジタルと共に育った「ミレニアル世代」と「Z世代」に届けて、共感を生むことができるのかを意識したいところです。

もしもターゲットとして刺さらなかったとしても、「ミレニアル世代」と「Z世代」は、情報を拡散する起点にもなり得ます。
そのため、「ミレニアル世代」と「Z世代」の特性をうまく活用することも非常に重要です。

私が「良いチャレンジをしている」と感じているのは、京丹後市です。
Youtubeを活用した情報発信は、おそらく今後更に良い効果を生み出していくと思います。
今すぐに目に見えた効果は出にくいかもしれませんが、今後の更なる発信に注目しています。

www.youtube.com

www.nli-research.co.jp

「ミレニアル世代」と「Z世代」に、私たちが順応する!

「ミレニアル世代」と「Z世代」を呼び込むためには、今までの方法ではなく、私たち自治体が寄り添って順応していく必要があります。

一番シンプルな方法は、デジタル媒体を活用することが考えられます。
インターネット情報の充実やSNSの効果的な運用は、これからの時代は「当たり前」と言っても過言ではないでしょう。

私が見つけた一つの良い事例として、佐久市の移住のオンラインサロン「リモート市役所」があげられます。
詳しくは、以下のプレスリリースをご参考にしてください。

「リモート市役所」とは、自治体としては初となるSlackを活用した移住のオンラインサロンです。本サロンでは、移住の新しいプラットフォームとして、佐久市や移住のリアルな情報発信や、市民との気軽な情報交換を促進していきます。

prtimes.jp

このようなオープンなプラットフォームやコミュニケーションツールは、「ミレニアル世代」と「Z世代」にリーチするための最低必須要件です。
さらに、リアルで体験を提供できるオフラインの場づくりをすることで、コミュニケーションを取ることができ、想いの熱いファンが生まれるきっかけにも繋がります。

そして、民間企業でそのようなサービスを提供されているのが、「おてつたび」でしょう。
オンラインイベントによる交流を行い、旅と地域を繋げて、リアルな場へと繋ぐ仕組みは、地域の経済を回してファンを生み出す良いサービスだと思います。
以下のnote記事も合わせて、ぜひご参考にご覧ください。

otetsutabi.com

note.com

まとめ

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今回は、移住・定住担当者は知っておきたい「ミレニアル世代」と「Z世代」の違いについて、紹介しました。

私も「ミレニアル世代」の一人であり、しかも、「Z世代」と言われる人たちとの交流や繋がりが頻繁に起きているからこそ、じっくりと考えて書けた記事だと思いました。
一つのキーワードをあげるとしたら、「共感を生み出す体験」が、これらの世代には刺さるのかなと感じています。

このように言葉にするのは簡単ですが、いざ実践するとなると難しいと思います。
しかし、これから10年間、そして、将来を支えていく世代は、間違いなくこの世代です。
今一度、この世代の特徴をしっかりと捉えて、みなさんも向き合ってみてください。

naya0708.hatenablog.com