地方公務員ブロガー 納 翔一郎~富田林INFORMATION×WORK×LIFE~

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地方公務員オンラインサロン\セミナーレポート/『小さなチームで大きな成果を目指す広報・情報発信戦略』『役所に飛び込んで思うこと』

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令和3年7月20日、地方公務員オンラインサロンにて、文部科学省と東京都港区で働く加藤健さんによるオンラインセミナー『小さなチームで大きな成果を目指す広報・情報発信戦略』『役所に飛び込んで思うこと』が開催されました。

地方公務員限定のオンラインサロン「地方公務員オンラインサロン」では、月に2、3回ほどのペースで、様々なジャンルでご活躍されている方のオンラインセミナーが開催されています。
今回開催された文部科学省と東京都港区で働く加藤健さんによるオンラインセミナーでは、「広報・情報発信」の考え方や戦略、実践方法などのお話を聞くことができました。
「広報・情報発信」は、全自治体の全部署で共通する大切なスキルだと私は考えています。
そのため、加藤さんのお話が全国各地に広まることで、地域や社会が少しでも良くなるのではないかと感じています。

では、どのような内容をお話だったのでしょうか?
今回は、地方公務員オンラインサロンのセミナーレポート『小さなチームで大きな成果を目指す広報・情報発信戦略』『役所に飛び込んで思うこと』について、ご紹介します。

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副首長は、自治体全体を支えるキーマン!

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加藤 健(かとう たけし)
ジャスダック上場の人材紹介(転職支援)会社でWebマーケティング・編集・採用・新規事業立ち上げを経験後、ITベンチャーを経て、ソーシャルメディアを中心としたデジタルマーケティングや経営改革の支援を手がけるコンサルティング会社へ。自動車メーカー、旅行会社、総合スーパー、テレビ・ラジオをはじめ、大手企業を中心にコンサルティングを担当し、戦略立案、改善提案および運用支援などを行う。民間での経験を行政分野で活かすために転身し、非常勤国家公務員として文部科学省 大臣官房で広報戦略アドバイザーも務めつつ、東京都 港区役所・区長室で広報専門職として週3日働き、国×地方の公務員複業を実践中。また本業外でもNPOマーケティング、地域活性、コミュニティデザイン、新しいワークスタイルに関連する講演や執筆を行う。一般社団法人 Work Design Lab 共同創業者・理事。一般社団法人 日本GR協会 事務局長。准認定ファンドレイザー(ACFR=Associate Certified Fundraiser)。社会起業家と革新的な事業に対して資金提供と経営支援を行うNPO法人ソーシャルベンチャー・パートナーズ東京(SVP東京)元パートナー。2017年4月に長男が生まれて一児の父になり、7カ月間の育休(育児休業)を取得しました。新宿区「子ども・子育て会議」委員。2019年末に第二子(次男)が生まれ、2度目の長期育休も。家族留学も積極的に受け入れ中。1983年生まれ。2006年SFC卒。

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99.996%の情報は、スルーされていく。

情報化社会の現代における自治体の広報・情報発信の役割は、とても重要なものであると言えます。
しかし、現実は、住民に情報が届いておらず制度が活用されないという問題が起きています

今回開催された地方公務員オンラインサロンのオンラインセミナーは、民間時代にWebマーケティングなどで得た知見を行政分野に活かして活躍し、文部科学省と港区の両方の立場で「公務員複業」を実践している加藤健さんによる「広報・情報発信戦略」のお話でした。

トーク概要
1.戦略的広報のススメ
2.広報戦略のつくり方

そもそも広報・情報発信は、自治体における重要性がまだまだ認識されていません。
医療・年金や教育・子育て、防災などの情報について、日頃から自治体は「情報発信している」と思っています。

しかし、内閣府が実施した調査結果によると、国民感情としては「もっと情報発信してほしい」と感じられているのです。
つまり、自治体の情報発信は、住民に対して届いていないことが多いという結果です。

そもそも、情報の99.996%はスルーされており、砂浜の一粒の砂を見つけるくらい情報を探すことは難しいと言われています。
そのため、「発信した情報を見つけてもらうためにも広報・情報発信を頑張る必要がある」と、冒頭に加藤さんから問題提起がありました。

行政広報の残念なあるある

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次は、「行政広報の残念なあるある」についてのお話です。
これは、現在の自治体における広報・情報発信の現状と言えるでしょう。
私も思い当たる節があり、強く共感しました。

  1. 押しつけ広報
  2. アリバイづくり広報
  3. お触れ広報

この残念な行政広報あるあるに対して、加藤さんからは「目的を意識した広報を!」と力強いお言葉がありました。
伝えるだけではなく、「伝わる・動かす」という視点を持つということです。

自治体から住民に対して広報するべき情報はたくさんありますが、予算も人員も限られているため全てを完璧に行うことは困難です。
そのため、発信する情報の取捨選択をして広報成果を最大化するためにも、広報における「戦略」が重要とのことでした。

「目的意識」がとても大切!

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加藤さんのお話全体を通じて、「広報・情報発信」における大切なことを私も多く学ばせていただきました。
多様化する住民ニーズに対して「広報・情報発信」を続けることは、とても大変なことです。
私自身も情報発信を行うものとして、頭を抱える場面も非常に多くあります。

しかし、今回の加藤さんのお話は、広報・情報発信に対して悩みや課題を抱えている人にとって、確実に一歩前に進めるお話でした。
最後のまとめで紹介された「3つの大切なこと」は、私の心に深く刻まれたので、みなさんにも共有させてもらいます。

  1. フレームワークや事例をもとに、自分たちなりの「戦略」「戦術」を「全体設計」すること。
  2. やった方が良いことはたくさんある。全てをできるわけではないので、「目的」に応じて「施策」を「取捨選択」をすること。
  3. PDCA」を回し「続ける」こと。

今回のお話には、広報における5W1Hとして「WHY」と「WHO」が大切ということや、ペルソナ設定、ジャーニーマップなどのお話もありました。
どのお話にも共通していたことは、序盤にも述べました「目的意識」でした。
「なぜその情報を発信するのか?」や「誰に情報を届けて、どのように動いてほしいのか?」と言う観点が必要ということです。

本記事で全てのご紹介をすることはできませんが、非常に有意義な時間でした。
「広報・情報発信」の本質と課題を的確に捉え、その改善アイデアも流石でした。

まとめ 

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今回は、地方公務員オンラインサロンのセミナーレポート『小さなチームで大きな成果を目指す広報・情報発信戦略』『役所に飛び込んで思うこと』について、ご紹介しました。

加藤さんからのお話は、本記事では全てをご紹介ができないほど内容が盛りだくさんの「広報・情報発信」に関するオンラインセミナーでした。
地方公務員オンラインサロンでは、今回のお話も含めて、過去のオンラインセミナーのアーカイブをいつでも視聴することができます。
ぜひみなさんにも加藤さんのお話を聞いていただき、より効果の高い「広報・情報発信」に繋げるきっかけにしてもらいたいと私は考えています。

【8月5日(木)21:00~22:30】
講演-﨑田恭平さん(飫肥社中/前日南市長)
「3つの視点から進めた市役所改革」「市長退職後の人生で目指すもの」

【8月14日(土)20:00~22:00】
講演-村木厚子さん
<WIPS共催>働くあなたに贈る言葉~一歩踏み出せば見える景色~

【8月18日(水)21:00~22:30】
講演-千葉大右さん(船橋市NPO法人 Digital Government Labs代表)
自治体DX推進手順書と今後の進め方」

地方公務員オンラインサロンのオンラインセミナーは、日頃の業務だけでは得ることができない学びや気付き、そして、出会いがあります。
8月もワクワクする豪華なオンラインセミナーが既に決まっており、みなさんにとって将来の財産となるような時間になることは間違いありません。

ぜひ私と一緒に、各オンラインセミナーに参加してみませんか?
自己研鑽は何歳からでも遅くはありません。
明日からの仕事に活きる力を、一緒に身につけていきましょう。

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