2021年11月13日に、ぎょうせいから『公務員男性の服 普通の服で好印象・信頼・清潔感は出せる』が出版されました。
本書は、公務員分野で初となる、公務員の男性向けの服装に関することが丁寧にまとめられた1冊です。
様々な人と関わる地方公務員だからこそ、仕事のためにも自分のためにも読んでおきたい内容となっています。
今まで私は、仕事での服装を強く意識したことがありませんでした。
しかし、本書を読むことで、服装による印象の違いや自治体職員としての心構えを学び直しました。
では、本書にはどのようなことが書かれているのでしょうか?
今回は、『公務員男性の服 普通の服で好印象・信頼・清潔感は出せる』の感想について、ご紹介します。
本書の概要と感想!
『公務員男性の服 普通の服で好印象・信頼・清潔感は出せる』(著者:古橋 香織 氏)
2021年11月13日発売
古橋 香織(ふるはし かおり)
元東京都職員。イメージコンサルタント。早稲田大学卒業後、2011年に東京都入庁。おもに東京都議会議会局管理部総務課での議員接遇等に従事。在職時、早稲田大学大学院政治学研究科で政治や議会について現場からではわからない理論的な観点からの知識を取得し(公共経営学修士)、銀座イメージコンサルタントプロ養成アカデミーでメンズオーダースーツではトップクラスの受注率を誇るイメージコンサルタント工藤亮子氏に師事し、メンズスーツスタイルを学ぶ。退職後、2020年1月、イメージコンサルティングラボ「Color Commons」主宰。政治およびパブリックセクターに強みをもつイメージコンサルタントとして独自の立ち位置を取る。多くのエグゼクティブが来訪する公的機関である議会での勤務経験から、特にスーツスタイルやカラーコーディネートを得意とし、現職政治家や政治家志望者、公務員、公務員新規採用者などに、理論とエビデンスに基づいた「信頼感あふれる見た目」を土台としたイメージづくりの提案を行っている。全国の公務員にオンラインで着こなしを教える講座「公務員ファッションアカデミー」を月1回開催している。
本書に書いていること!
まずは目次を確認してみましょう。
- Part1:思った以上に「公務員は見た目が命」
- Part2:第一印象で「信頼できそう」感を与えるメソッド
- Part3:公務員のためのアイテム選びのメソッド
- Part4:業務部門別 鉄板スタイル図鑑
- Part5:公務員の服装が変わると地域が変わる
本書は、公務員分野で初となる、公務員の男性向けの服装に関することが丁寧にまとめられた1冊です。
誰も教えてくれない公務員男性の服装について書かれており、服装による印象の違いや信頼される公務員になるための服装のポイントまで書かれています。
「若手地方公務員こそが読むべき1冊」と思われているかもしれませんが、管理職などの中堅・ベテラン地方公務員にこそ、とても役に立つ内容となるでしょう。
ぜひ地方公務員の男性のみなさんには、手にとって読んでもらいたいです。
本書を読んだ私の感想!
本書を読んだ私の感想は、「服装ひとつで、公務員生活は変わる」でした。
地方公務員は、服装について教えてもらう機会がほとんどありません。
新人職員研修ですら、ほとんど触れられない分野でしょう。
しかし、本書では、公務員男性の服装に関するアレコレが、全て網羅されていました。
そして何より、服装を変えるだけで「好印象」や「信頼」にも繋がり、そして、「地域」が変わるというお話についても、とても納得できるものがありました。
仕事での服装を今一度見直して、これからの地方公務員人生に活きそうです。
そのため、多くの地方公務員におすすめしたい1冊です。
本書で特に読んでほしい3つの内容!
本書は、公務員男性の服に関するアレコレがとてもわかりやすくまとめられた1冊でした。
ここでは、本書で特に読んでほしい3つの内容について、ご紹介します。
思った以上に「公務員は見た目が命」!
まずは、Part.1の内容でもある『思った以上に「公務員は見た目が命」』です。
特に、私の心に刺さった内容は、以下の言葉です。
- くたびれ系職員。
- 公務員も、見た目が9割。
- お役所仕事は服装にも表れる。
この中でも「お役所仕事は服装にも表れる」は、とても大切な問題提起です。
簡単に言えば、仕事に対する姿勢や熱量などが服装にも表れる、というものです。
古橋さんは、まずは服装から整えることで、心や仕事ぶりにも波及すると提案してくれています。
この他にも、Part.1では、地方公務員の誰もが指摘されてこなかったことが、とても丁寧にまとめられています。
そのため、一人でも多くの地方公務員に読んでもらい、自分ごとに捉えてもらいたいです。
公務員のアイテム選びのメソッド!
次は、Part.3の内容でもある『公務員のアイテム選びのメソッド』です。
ここでは、約70ページを使って、以下のアイテム選びについて、まとめられています。
- スーツ
- シャツ
- ネクタイ
- 小物
- クールビズ
「どのようなことがポイントか?」
「やってはいけないことは何か?」
Part.3では、誰にも教えてもらうことが出来なかった服装に関するノウハウが、アイテム毎にとてもわかりやすく書かれていました。
これらの内容は、地方公務員志望や内定の学生にとっても非常に参考となるでしょう。
そして、Part.3の内容を読んだ上で次のPart.4『業務部門別 鉄板スタイル図鑑』を読むことで、今の自分が着るべき服装が見えてくるでしょう。
明日からの服装選びの参考に、ぜひご覧ください。
公務員の服装が変わると地域が変わる!
最後は、Part.5の内容でもある『公務員の服装が変わると地域が変わる』です。
ここでは、公務員のイメージアップが持つ意義について、個人レベル、組織レベル、そして、地域レベルでどのような効果を生み出すのかがまとめられています。
「公務員が服装を変えてどういう効果があるの?」と思う人は、絶対に読んでください。
また、余談にはなりますが、地域レベル編の中で「SNSで実名のアカウントを運用する公務員」という言葉が出てきました。
古橋さんは、私の顔をイメージして書いてくれたのだと信じています。
みなさんにとってもヒントになることが多く書かれていますので、ぜひご覧ください。
まとめ
今回は、『公務員男性の服 普通の服で好印象・信頼・清潔感は出せる』の感想について、ご紹介しました。
本書は、公務員分野で初となる、公務員の男性向けの服装に関することが丁寧にまとめられた1冊でした。
公務員男性の服装だけでここまで書ける古橋さんもさすがですし、何より、本当に地方公務員のためを思って書いた本だなということを実感しました。
今の自分の身に置かれている環境やこれからの地方公務員としてのキャリア、様々なことを考えた上でも、ぜひみなさんに読んでもらいたい1冊です。
私も本書を参考に、少しずつ実践していきます。