「面接対策で気をつけた方が良いことはありますか?」
「面接試験の時に気をつけていたことは何ですか?」
地方公務員志望の学生から、一番よく聞かれる質問の一つです。
私は地方公務員になる前に公務員試験専門学校へ通い、また、現役の地方公務員との対話を通じて、面接対策として意識しておきたいことを教えてもらいました。
その内容は、今でも変わらず面接試験の大切なポイントです。
では、どのようなことでしょうか?
今回は、地方公務員試験の面接対策で意識してほしい4つのことについて、ご紹介します。
これからの地方公務員試験は、より面接対策が重要になる!
地方公務員の採用試験は、年々、面接試験による人物・人柄重視となってきています。
まずは、今までとこれからの地方公務員の採用試験について、整理します。
【従来】筆記試験を経て、面接試験が数回!
従来の地方公務員の採用試験は、一次試験で筆記試験、二次試験以降で面接試験などがです。
現在も、この形の採用試験を行っている自治体は多いように感じています。
私が地方公務員採用試験を受験した2010年頃は、筆記試験を経て、集団面接・個人面接という形がほとんどでした。
他の自治体も数多く受けて内定もいただいていましたが、どこも同じような採用試験でした。
そのため、面接試験で勝負するためにも、まずは筆記試験を頑張らないといけないという壁が高くありました。
【変化】SPI・面接試験という民間企業のような採用試験も!
最近起きている地方公務員採用試験の変化として、民間企業のような採用試験を実施する自治体が増えてきたことです。
採用試験の中に従来の筆記試験がなく、SPIと複数回の面接試験という形です。
理由は様々だと思いますが、おそらく筆記試験の本質を考え直すタイミングになっているのではないかと、私は推察しています。
本当の意味で「人物・人柄重視」の試験方法に変化しているのではないでしょうか。
地方公務員試験の面接対策で意識してほしい4つのこととは?
では、地方公務員採用試験における面接対策として、どのようなことが大切なのでしょうか?
面接対策は様々なことがあげられますが、今回は、その中でも特に私がみなさんに意識してほしい4つをご紹介します。
自分の言葉で話す!
まずは、自分の言葉で話すことです。
事前に作文した文章を丸暗記した言葉は、どうしても「頑張ったんだな」という印象から抜け出すことが出来ません。
伝えたいことは全然伝わりませんし、面接官の記憶にも残りにくいです。
面接試験は、いかに面接官の記憶に残すかが大切となります。
そのため、まずは「本当に自分が面接官に伝えたいことは何か?」を整理してみましょう。
そして、その内容のキーワードとポイントの単語だけをまとめて覚えて、その単語を自分の言葉で紡ぎましょう。
これを意識的に練習から実践するだけでも、面接試験で勝負できる力が身に付きます。
面接官の質問にしっかりと答える!
次は、面接官の質問にしっかりと答えることです。
面接官は、コミュニケーションがとれるかどうかも面接の場で見ています。
一緒に働くうえで、コミュニケーションがとれるかどうかは大前提となるためです。
そのため、例え即答できないような質問をされたとしても、きちんと「質問」に対する「答え」を言うことを意識しましょう。
わからないときは素直に「わかりません」と答えることも、大切なのかもしれません。
結論から話す!
次は、結論から話す!
面接試験において、まずは結論から話すことが大切です。
結論、そして、理由の順番で話すことを意識してみましょう。
面接官に話を記憶に残してもらうためには、少しでもわかりやすく伝えることが大切です。
内容を理解してもらえないと、聞いていないことと変わりません。
そのため、少しでも伝わる話し方を身につけて、面接に挑みましょう。
作り話や嘘は極力しない!
最後は、作り話や嘘は極力しないようにしましょう。
面接での作り話や嘘は、意外と簡単に面接官にバレます。
もしも実績のないような話を盛るくらいであれば、今の想いなどを誠実に伝えるようにしましょう。
面接で確認したいことは、今までの実績ではなく人物や人柄です。
面接試験の本質となる部分を忘れないように意識すると、作り話や嘘は必要ないことがわかるかと思います。
まとめ
今回は、地方公務員採用試験の面接対策で意識してほしい4つのことについて、ご紹介しました。
地方公務員採用試験の面接対策としては、他にも様々なことがあります。
しかし、まずはこの4つをしっかりと意識してみてください。
それだけでも、面接試験に対する心構えも楽になると思います。
公務員試験は長丁場になるため、体力的にも精神的にもしんどいと思います。
私で良ければ質問などはお答えさせていただきますので、お力になれることがあればTwitterでDMください。
同じ地方公務員として働ける日を楽しみにしています。