地方公務員のみなさん、情報発信力の向上に取り組んでいますか?
情報が溢れる社会で相手に正確な情報を届けるためには、情報発信力の向上が欠かせません。
インターネット・SNSでの情報発信術やチラシ・ポスターのデザイン力など、日々スキルアップのために努力をしている地方公務員も多いでしょう。
しかし、情報発信力を向上させることで、情報発信スキルの向上以外にも様々なメリットがあることを感じているでしょうか?
今回は、地方公務員が情報発信力を向上させる4つのメリットについて、ご紹介します。
情報発信力とは?
まずは、そもそも「情報発信力」がどのようなものかを考えてみましょう。
本件に関する解釈は様々あるため、あくまで私見ということを申し添えておきます。
情報発信力を構成する6つの要素!
まずは、情報発信力を構成する6つの要素です。
私は、「情報発信力」を6つに分解できると考えています。
- 情報を収集する力(収集力)
- 情報を創造する力(企画力)
- 情報を作る力(編集力)
- 情報受信者を理解する力(ターゲティング力)
- 情報発信ツールを活用する力(発信力)
- 情報発信を解析する力(分析力)
これらの6つの総称を、情報発信力だと考えています。
そのため、情報発信を行う際は、これら一つひとつを丁寧に設計することが大切です。
5W1Hを意識する!
次は、5W1Hを意識することです。
いわゆる「伝える」の情報発信は、編集力と発信力だけで取り組んでいるものです。
つまり、「何を、どこで発信するか?」という問いだけで発信されています。
この問いだけによる情報発信は、情報は一方通行でしか流れません。
「伝わる」ための情報発信に大切なことは、「なぜ?(企画力)」をきちんと設定し、そこから「何を、誰に、いつ、どこで、どのように?」を考えることです。
そして、「どうだった?」まで考えることで、次の発進に向けた情報収集にも繋がっていくでしょう。
情報発信が持つ力を理解する!
最後は、情報発信が持つ力を理解することです。
情報発信が持つ力を一言で言えば、「相手に影響を与える力」です。
例えば、お客様に商品を買ってもらうことや新しいサービスの開始を知ってもらうことが出来るものです。
つまり、一つの情報発信は、誰かの行動を変えることができる力を持っているのです。
しかし、この力を活かすためには、情報発信力の向上が欠かせません。
先ほど紹介した5W1Hをきちんと理解した上で、一つひとつ丁寧に仕上げていくことが重要だと私は考えています。
地方公務員が情報発信力を向上させる4つのメリットとは?
では、地方公務員が情報発信力を向上させるメリットは、どのようなことがあるのでしょうか?
様々なメリットの中から、特にメリットが強い4つをご紹介します。
知識や経験が蓄積される!
まずは、知識や経験が蓄積されることです。
情報発信力を向上させる中で、様々なインプットとアウトプットをします。
このインプットによる「知識」とアウトプットによる「経験」の蓄積が、将来地方公務員として働くうえで財産となるでしょう。
また、情報発信を通じて「記憶」として定着するだけでなく、情報の蓄積による「信頼」も得ることに繋がるでしょう。
そのため、小さな情報であったとしても、積み重なれば大きな力となります。
そのため、情報発信力の向上を通じて得られる「知識」「経験」こそが、一番大きなメリットと言えるでしょう。
コミュニケーションに繋がる!
次は、コミュニケーションに繋がることです。
情報が溢れる現代社会において情報発信をしている人は、情報を読んでいる人にとってはメディアのような存在になります。
そして、SNSにおける「いいね」「コメント」「シェア」「DM」などを通じて、簡単にコミュニケーションが取れる時代でもあります。
情報発信を通じたコミュニケーションにより、様々な新しい繋がりやきっかけにもなるでしょう。
私は、Twitterやブログから生まれたコミュニケーションにより、様々なメディアへの掲載や新しい活動に繋がったりもしています。
思考力を深めるトレーニングになる!
次は、思考力を深めるトレーニングになることです。
情報発信力が向上すると、インプットをする思考が変わります。
例えば、ビジネス書を読むにしても、漠然と読むのではなく「アウトプット」を前提に読むようになります。
つまり、インプットによる知識に加えて、自分の考えを乗せてアウトプットをする練習を無意識に行うようになるのです。
自分の言葉で発信する力が身につくことにより、より論理的でわかりやすい発信にも繋がるでしょう。
この思考力は、生涯的に活きる力であるため、ぜひ情報発信力の向上を通じて身につけてみてください。
組織の役に立つ!
最後は、組織の役に立つことです。
個人の情報発信力が向上することで、例えば、個人のSNSアカウントやブログなどに注目がいくかもしれません。
そして、個人の情報発信から「あの人が所属する組織はどこだろう?」や「関わっているサービスは何だろう?」など、組織のことを知ってもらうことにも繋がるのです。
また、組織内でも「情報発信が上手な人」や「組織外で評価されている」などの個人としての評判や価値が上がることにも繋がるかもしれません。
個人の情報発信から、組織への興味・関心、そして、組織のファンへ繋げるという形で、組織に貢献することも一つの方法と言えるでしょう。
まとめ
今回は、地方公務員が情報発信力を向上させる4つのメリットについて、ご紹介しました。
- 知識や経験が蓄積される!
- コミュニケーションに繋がる!
- 思考力を深めるトレーニングになる!
- 組織の役に立つ!
情報発信力を向上させることで、相手に伝わる技術を身につけるだけでなく、このようなメリットもあります。
これらのメリットをより多くの人が受けることで、地方公務員の成長にも繋がっていくでしょう。
いきなり全てを達成することは、もちろん困難です。
まずは、情報発信のことをきちんと学び、情報発信力を向上させる一歩を踏み出してみてください。