地方公務員ブロガー 納 翔一郎~富田林INFORMATION×WORK×LIFE~

地方公務員のこと、富田林市のこと、公務員本の読書記録などを書くブログです。

越境体験の第一歩!地方公務員の繋がりづくりにおける無理をしない踏み出し方とは?

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私たち自治体職員が「繋がりづくり」を行っていくためには、どのように行動すれば良いのでしょうか?

「繋がりづくりを実践してみましょう!」といきなり言われても、ほとんどの人が「何をどのように動けば良いのか?」と漠然と受け止め、行動を起こすことができません。
そのため、富田林市職員自主研究グループから富田林市職員のみなさんへ、実際に様々な繋がりをつくることができる具体的な方法と行動をご提案させていただきました。

では、どのような提案をしたのでしょうか?
今回は、越境体験の第一歩として、地方公務員の繋がりづくりの無理をしない踏み出し方について、ご紹介します。

なお、本記事は、令和3年度富田林市自主研究グループ『ConnecTon』報告書の第4章に少し加筆・修正したものです。
報告書原本は本文の最後に添付していますので、ぜひご覧ください。

「なぜ繋がりをつくる行動が必要なのか?」の理由を持つ!

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まずは、「なぜ繋がりをつくる行動が必要なのか?」の理由を持つことです。

行動する理由は、自分・他人・地域・社会など何のためでも問題ありません。
「現状を変えたい」や「ビジネスマンとしてのスキルを磨きたい」などの想い基準でも良いです。
ここでは、富田林市職員向けの一例をご紹介しますので、参考にしてみてください。

スキルアップや視野を広げるなどの自己の成長に繋げるため!

まずは、スキルアップや視野を広げるなどの自己の成長に繋げるためです。

一番わかりやすい行動の理由は、スキルアップや視野を広げるなどの自己の成長に繋げるためです。
例えば、以下のような理由が考えられます。

  • 社会人としての思考力や視野の広さを持てるようになりたい!
  • 今の仕事を少しでも楽に進めるために勉強したい!
  • 地方公務員としてのキャリアを考えてみたい!
  • 民間企業や地域・市民が何を考えているのか知りたい!など

現状に満足していない、もしくは、これからの自分の未来を考えたい人は、この理由から動き出してみることをおすすめします。

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私たち地方公務員は、まだまだ一つの自治体の視野から広げることが得意ではありません。
また、視野が狭いことで、どうしても手元しか見えていません。
そのため、思うような成果が出せないことも多いです。

しかし実は、自治体の外に半歩踏み出すだけでも、多くの学びや価値観と出会えるのです。
その出会いこそが、地方公務員としての成長と仕事の成果に繋がっていくことは間違いないでしょう。

www.city.tondabayashi.lg.jp

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なお、富田林市では、『富田林市人材育成基本方針 改訂版』や『富田林市総合ビジョンおよび総合基本計画』経営的施策「将来を見据えた持続可能な行財政運営の推進」においても、人材育成やスキルアップの必要性について明記されています。
こちらもご参考にご覧ください。

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『富田林市行財政経営改革ビジョン』に書いているため!

次は、『富田林市行財政経営改革ビジョン』に書いているためです。

内発的な理由を持てない場合は、外発的な理由を探してみましょう。
今回、外発的な理由として様々なものを探してみましたが、富田林市職員として理由にしやすいものが『富田林市行財政経営改革ビジョン』でした。

『富田林市行財政経営改革ビジョン』には、3本柱があります。
そのうちの2本「市民との共創によるまちづくりの推進」「効果的な行政運営の推進」で、繋がりの力が重要となるものです。

「市民との共創によるまちづくりの推進」では、重点項目として「多様な主体との連携」が盛り込まれており、市民参加型社会の推進や共生型地域づくりの推進、公民連携の推進、民間活力の導入などが述べられています。
また、「効果的な行政運営の推進」の重点項目では「事務事業の効率化」と「組織運営の強化」があり、これらはどちらも庁内外の公務員同士の繋がりが必然的なものと言えるでしょう。

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地域のイベントや活動に参加する!

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次は、地域のイベントや活動に参加することです。

どこかのコミュニティに入らなくても、私たち富田林市職員には「富田林市」という地域に出ることで得られる繋がりも数多くあります。
例えば、富田林市内で開催されているイベントや地域活動に参加することで、その地域に住む市民と繋がることができます。
そして、幅広い地域住民と繋がることは、より具体的な「市民目線」を持つことにも繋がるでしょう。

また、市役所の労働組合やConnecTonのような庁内のコミュニティに参加することで、庁内職員での繋がりづくりも簡単にできます。
特に庁内職員での繋がりづくりは、直接的な業務相談や課題解決、そして、庁内横断の連携にも繋がります。

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これらのように、私たちは「富田林」をキーワードに誰かと繋がることができます。
そのため、身近な場所で行える繋がりの場に参加してみてはいかがでしょうか?

また、富田林市に限らず、自分の住む地域のイベントや活動に参加する方法でも、「市民目線」の醸成に繋がります。
具体的な例としては、自治会や地域清掃活動、NPO、地域ボランティアへの参加です。

住む地域で市民目線での活動や市民の繋がりがあることによって、防災や防犯に繋がる「共助」を意識するきっかけにもなるでしょう。
更に、富田林市以外の自治体の地域政策や動き方が見えるだけでなく、富田林市の良いところも見えるようになるでしょう。

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とりあえず無料で参加できる場に飛び込んでみる!

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次は、とりあえず無料で参加できる場に飛び込んでみることです。
ここからは、実際に様々な繋がりをつくることができる具体的な方法について、ご紹介します。

現在、公務員業界においても、無料で参加できる勉強会やコミュニティが数多く存在しています。
まずは、とりあえずその場に飛び込んでみるというものです。

最初は、見る専門・聴く専門でも良いでしょう。
今回は、以下の2つをお勧めしておきますので、ぜひ形だけでも入ってみてください。

全国の現役公務員のみが集まるコミュニティ「オンライン市役所」

まずは、「オンライン市役所」です。

「オンライン市役所」には、全国各地から既に5,000人を超える地方公務員・国家公務員が参加しています。
そして、「オンライン市役所」の中でも更に細分化され、①業務課題解決型、②スキルアップ型、③趣味型の活動がそれぞれ繰り広げられています。

特に、隔週土曜日に行われる「ワクチン接種情報交換会」はメディアでも大きく取り上げられており、まさに業務時間外に全国の地方公務員が横軸で繋がることによる現場レベルの課題解決へと繋がっています。
その他、毎日夜に行われる「庁内放送」という名の会員限定LIVE配信イベント視聴や参加しているだけで得られる有益な情報取得など、繋がり以外にも得られるものが多いことが大きな特徴です。
おそらく国内最大規模の公務員コミュニティに、一緒に参加してみませんか?

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南河内の公務員が繋がるコミュニティ「MIRAI-HUB」

次は、「MIRAI-HUB」です。

「MIRAI-HUB」では、南河内の公務員が横軸で繋がるための勉強会や交流会が不定期に開催されています。
令和2年2月に大阪狭山市のSAYAKAホールで行われた「LT交流会」では50人を超える参加者による近隣市町村が中心の交流が行われました。

現在は新型コロナウイルス感染症の影響によりオフラインの活動は自粛していますが、オンラインを活用した勉強会や交流会、そして、情報交換会が不定期に行われています。
情報発信は主にFacebookページにて行われるため、次回開催時に参加できるように、「MIRAI-HUB」のFacebookページへ「いいね」をしてみてはいかがでしょうか?

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有料コミュニティでより質の高い学びと繋がりを得る!

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次は、有料コミュニティでより質の高い学びと繋がりを得ることです。

有益な繋がりづくりができるコミュニティは様々あり、有料で参加できる勉強会やコミュニティも存在しています。
大きな特徴は、お金を払って受けるような勉強会やセミナー、そして、著名な方との交流が容易にできることです。

また、会員以外は参加ができないクローズなコミュニティであり、心理的安全性の担保は非常に強いと言えるでしょう。
こちらも最初は、見る専門・聴く専門でも良いと思います。
以下の2つをお勧めしておきますので、もし興味があれば参加してみてください。

地方公務員限定コミュニティ「地方公務員オンラインサロン」

まずは、「地方公務員オンラインサロン」です。

「地方公務員オンラインサロン」は、地方公務員限定の有料コミュニティです。
月に3から5本のオンラインセミナー・交流会が開催されているだけでなく、不定期に民間サービスを安く活用できることや公務員スキルアップ本の書籍プレゼント企画が開催されるなど、非常に盛りだくさんです。

特に、オンラインセミナーは、1本受講するにあたり数千円かかるようなものばかりで、しかもセミナー後には講師と必ず交流できるという特典付きです。
この面だけをみても、毎月本を1冊買うと考えたら、月額1,800円は自己投資としても十分に安いと言えるでしょう。
また、全国的に事例を出している現役地方公務員も多く参加しているため、日常の業務における課題解決にも繋がるかもしれません。

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官民問わず多様な人が集まるコミュニティ「LOCAL LETTER MEMBERSHIP」

次は、「LOCAL LETTER MEMBERSHIP」です。

「LOCAL LETTER MEMBERSHIP」は、官民問わずに「ローカル」をキーワードに多様な人が集まる有料コミュニティです。
月に5本前後のオンライン勉強会・交流会が開催されているだけでなく、実際に現地視察ツアーや様々な分野で活躍するプレイヤーとの対話・巻き込みが実現できます。

大きな特徴は、公務員がほとんどいない場であることです。
そのため、基本的にはオンラインで行われる異業種交流の場と捉えるのが一番良いでしょう。

地方公務員としての視野の広がりや価値観、そして、キャリアを考えるうえで良い刺激をもらえるかもしれません。
「公務員」という枠組みに縛られることなく物事を考えてみたい人には、とてもおすすめのコミュニティです。

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富田林市職員の「めざすべき職員像」を覚えていますか?

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最後に、富田林市職員へのメッセージです。

富田林市職員のみなさんは、「めざすべき職員像」を覚えていますでしょうか?
市公式ウェブサイト内では、以下のように示されています。
今一度、「めざすべき職員像」を思い出して、自分が踏み出せる一歩を踏み出してみてください。

職員一人ひとりが「こういうふうに働いていきたい」「こういう職員になりたい」という具体的なイメージを持ち、その目標に向かって行動し、自己啓発や自己の能力開発に取り組むことが最も効果的と考え、「どのような人材が必要とされているのか」「どのような能力を伸ばしていけばよいのか」というめざすべき職員像を示しています。

私たちはみんなで考え連携・協働し、行動する職員をめざします!
1.市民感覚を持ち、市民の目線に立って行動する職員
2.専門性を高め、行政のプロフェッショナルとして行動する職員
3.行政経営感覚を持って行動する職員
4.チャレンジ意欲を持って行動する職員
5.豊かな感性と人間性を持って行動する職員

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まとめ

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今回は、越境体験の第一歩として、地方公務員の繋がりづくりの無理をしない踏み出し方について、ご紹介しました。

令和3年度における本研究グループは、庁内職員や他自治体職員との繋がりを重視した場づくりを中心に行うことができました。
各部署の職員が助け合って働き、また、他自治体職員との繋がりによる悩みや課題の解決に繋げるなど、コロナ禍だからこそ「繋がりづくり」は各職員が積極的に行うべきではないかと思います。

しかし、いきなり一歩を踏み出すことは勇気のいることです。
私たちメンバーも、全員最初は「なぜそんなことをしなくてはいけないのか?」から始まっています。
最初は騙されたと思って一歩を踏み出してみることも、もしかしたら大切なのかもしれません。

本記事では富田林市職員に向けたメッセージ記事となっていますが、みなさまそれぞれの状況に置き換えて考えてみてください。
何か一つでも参考になって、実践に移してもらえると嬉しく思います。

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