地方公務員ブロガー 納 翔一郎~富田林INFORMATION×WORK×LIFE~

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南河内地域での広域観光を考える!「華やいで大阪・南河内観光キャンペーン協議会」とは?

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みなさんは、「南河内」を知っていますか?
「南河内」とは、大阪府南東部9つの自治体を示す地域のことです。
私が所属する富田林市も、この南河内地域の一つです。

南河内地域では「華やいで大阪・南河内観光キャンペーン協議会」を平成2年に立ち上げており、広域での観光振興事業を行っています。
私は、令和4年4月から観光振興担当に着任したのですが、本協議会が積極的に機能しているのかを疑問に感じる場面が多々ありました。
そこで私は、本協議会の在り方や広域観光の取り組み方を考えてみることにしました。

では、どのようなことを考えたのでしょうか?
今回は、「華やいで大阪・南河内観光キャンペーン協議会」の概要紹介と南河内地域での広域観光を考えてみます。

「華やいで大阪・南河内観光キャンペーン協議会」とは?

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大阪府南東部の南河内地域では、8つの自治体や観光協会、民間企業等で構成された「華やいで大阪・南河内観光キャンペーン協議会」という広域観光の協議会があります。
この協議会はどのようなもので、どのような取り組みを実施しているのでしょうか?

「華やいで大阪・南河内観光キャンペーン協議会」の構成!

まずは、「華やいで大阪・南河内観光キャンペーン協議会」の構成です。
「華やいで大阪・南河内観光キャンペーン協議会」は、南河内地域の以下の8つの自治体を舞台に構成された協議会です。

  • 富田林市
  • 河内長野市
  • 羽曳野市
  • 藤井寺市
  • 大阪狭山市
  • 太子町
  • 河南町
  • 千早赤阪村

単独自治体での観光客誘致は限界があるため、本協議会のような広域観光行政は、とても意味のあるものだと私は感じています。
自治体以外にも、観光協会や交通系事業者、金融系事業者などが参画しています。
なお、過去には松原市も参加しており、9つの自治体を舞台に構成されていたそうです。

華やいで大阪・南河内観光キャンペーン協議会は、俳優武田鉄矢氏が、楠木正成公を演じたNHK大河ドラマ「太平記」の放映を契機に、南河内を中心とする大阪の観光魅力のPRを行うとともに、観光客の受け入れ態勢の充実と観光客の誘致を促進することを目的として、平成2年12月に設立されました。 現在は、南河内観光PRキャラバン事業やみなみかわち歴史ウォーク事業などを通じ、南河内の観光魅力を広くPRしています。
(引用:「わくわく南河内」より抜粋)

www.minamikawachi.jp

南河内の観光資源を”点”ではなく”面”で捉える!

次は、南河内の観光資源を”点”ではなく”面”で捉えることです。

大阪府の南東部に位置する南河内地域は、世界遺産に認定された「百舌鳥・古市古墳群」をはじめとする歴史資源が豊かな地域です。
また、雄大な金剛・葛城連峰をはじめとする自然豊かな風景が数多く残り、多くの来訪者に親しまれています。

そのため、南河内地域の各所には、様々な観光資源があります。
しかし、いずれも点在しているものであり、単独自治体での周遊は困難です。
そこで、南河内地域の観光を、自治体単位の”点”ではなく南河内地域全体としての”面”で捉えることが必要となっているのです。

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「華やいで大阪・南河内観光キャンペーン協議会」の今までの取り組みとは?

最後に、「華やいで大阪・南河内観光キャンペーン協議会」の今までの取り組みについてです。
主に、以下の内容を毎年取り組んでいるそうです。

  • みなみかわち歴史ウォーク
  • 南河内PRキャラバン
  • 南河内地域観光情報発信

「みなみかわち歴史ウォーク」と「南河内PRキャラバン」は、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため、近年は開催されておりません。
その代わり、コロナ禍での周遊促進事業として「デジタルスタンプラリー」が実施されています。

また、情報発信としては、公式ウェブサイト「わくわく南河内」やフリーペーパーの「じゃらん」発刊、その他ウェブ発信の企画などを実践しています。
しかし、残念ながら情報発信に関しては、更新頻度が低いことや適切な媒体の活用ができていないことなどの課題があると言えるでしょう。

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これからの南河内地域での広域観光を考える!

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南河内地域の広域観光には、まだまだ課題が多いように感じています。
そこで、これからの南河内地域での広域観光について、どのようなアクションを起こしていくべきかを考えてみました。

南河内地域での広域観光について、自分たちが理解し体験する!

まずは、南河内地域での広域観光について、自分たちが理解し体験することです。

広域観光を実現するためには、観光担当職員が広い視野を持つことが大切です。
所属する自治体の観光資源だけに捉われず、南河内地域というエリア全体で観光を捉えるというものです。

そのためにも、他自治体の観光資源を視察し、お互いに強みと弱みを理解し合うところから始めてみると良いでしょう。
魅力的な広域観光のエリアづくりを実践するためにも、まずは自分の足で歩き、目で見て、肌で感じることをおすすめします。

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南河内地域における観光情報の発信方法整理!

次は、南河内地域における観光情報の発信方法整理です。

私は、南河内地域での広域観光において、情報発信が一番の課題だと感じています。
公式ウェブサイト「わくわく南河内」の更新頻度が低いだけでなく、SNSの運用がされていないこと、また、紙媒体においても、製作後の展開がほとんどされていないためです。
様々な要因があると推察しますが、一番大きな要因は、幹事自治体が単年度で持ち回りであるため、組織として形骸化してしまっていることでしょう。

まずは、南河内地域を選択してもらうための旅前情報発信として、公式ウェブサイトの整理とSNS運用を軸とした情報発信全体の再設計を行う必要性があります。
「何のために、誰に情報発信をするのか?」をきちんと考え、意味のある情報発信の仕組みを私も考えてみたいと思います。

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南河内地域の広域観光周遊ルートを考える!

最後は、南河内地域の広域観光周遊ルートを考えることです。

ただ単に各自治体の観光資源を繋ぐ周遊ルートだけではなく、テーマやストーリー性を持たせることが大切でしょう。
テーマやストーリー性を持たせることで、滞在時間の長期化や周遊ルートの発信が増えるかもしれません。

広域観光での周遊ルートを考えるポイントは、観光客目線に立つことです。
「あの自治体の観光資源が入っていない」という自治体側の都合ではなく、「このように周遊してもらえたら楽しんでもらえそう」などの観光客目線で考えてみてください。
観光客目線を最優先にすることで、リピーターやファンを増やすことに期待ができるでしょう。

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まとめ

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今回は、「華やいで大阪・南河内観光キャンペーン協議会」の概要紹介と南河内地域での広域観光を考えてみました。

南河内地域には、羽曳野市・藤井寺市に世界遺産「百舌鳥・古市古墳群」があるだけでなく、大阪府内唯一の重要伝統的建造物群「富田林寺内町」や安藤忠雄建築「近つ飛鳥博物館」など、魅力あふれる観光資源が多く存在します。
今後、これらの魅力的な観光資源をどのように繋いでいくのか、また、他にも埋もれている観光資源をどのように探していくのかが大切なのかもしれません。

みなさんが住む地域では、広域観光はどのように実践されているでしょうか?
ぜひ大阪を観光される際は、南河内地域へ遊びに来てください。

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