地方公務員ブロガー 納 翔一郎~富田林INFORMATION×WORK×LIFE~

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自治体における観光の情報発信で意識しておきたい4つのこと!

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みなさんが休みの日に観光をする時は、どのような媒体を使用して情報を収集していますか?

私は、観光振興担当に着任して、自治体の観光における情報発信で感じていることが多々あります。
そもそも観光における情報発信が「既存の観光資源を発信するだけ」と捉えている担当者や管理職世代が多く、発信されている情報からでも観光の本質が見えていないことが散見されます。
そこで私は、改めて自治体の観光担当へ意識してもらいたいことを考え直してみました。

では、それはどのようなことでしょうか?
今回は、自治体における観光の情報発信で意識しておきたい4つのことについて、ご紹介します。

「情報発信」の基礎を理解する!

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まずは、一般的に言われている情報発信やプロモーションという言葉の基礎について、考え直してみましょう。
基礎をきちんと理解しておくことで、情報に対する見え方が変わるかもしれません。

「情報発信者」と「情報受信者」!

まずは、「情報発信者」と「情報受信者」です。

情報は、発信する人(情報発信者)がいれば、必ず受け取る人(情報受信者)がいます。
この関係性が成り立つことで、初めて「情報発信」となります。

また、情報発信者も情報受信者も、情報自体が目的ではありません。
情報は、目的を達成するための一つの手段でしかないということです。
そのため、情報発信をする際には、情報受信者のターゲティングを明確に行いながら目的を設定し、適切な媒体手段の選択、そして、情報を加工して発信することが重要となります。

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マーケティングから考える!

次は、マーケティングから考えることです。
みなさんは、マーケティングにおける4Pをご存知でしょうか?

  • Product:商品戦略
  • Price:価格戦略
  • Place:流通戦略
  • Promotion:販促戦略

情報発信を「プロモーション」と言う人が多くいるように私は感じているのですが、そもそも「プロモーション」はマーケティング要素の一つだと言うことをご存知でしょうか?
マーケティングにおいては、4Pそれぞれをバラバラに考えてしまうと、整合性がとれないことが多々起きることがあります。

そのため、情報発信では、マーケティングという視点が欠かせません。
情報発信をする時は、まずはマーケティングと向き合ってみることから始めてみてください。

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自治体の観光における情報発信を行う目的とは?

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では、自治体の観光における情報発信を行う目的とは、どのようなものでしょうか?
私は、以下の4つに分類できると考えています。

  • 認知してもらうため!
  • 来訪してもらうため!
  • 消費してもらうため!
  • 再び来訪してもらうため!

認知してもらうため!

まずは、認知してもらうためです。

どれだけ魅力的な観光資源があったとしても、認知されていなければ「存在していない」と同じです。
そのため、魅力的な観光資源へ来訪してもらうためにも、まずは認知してもらうことがとても重要となるのです。

また、一つ注意が必要なこととして、認知されることだけを目的とした情報発信は、届かない、又は、誤った認知へと繋がるリスクがあります。
情報受信者を常に意識した情報の加工を行い、「行ってみたい」と思われるような情報発信を心がけてみましょう。

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来訪してもらうため!

次は、来訪してもらうためです。

あなたは、行き方や費用がわからずに「まだ行けていない」という観光地はありませんか?
もし「行ってみたい」と思ったとしても、訪れるための情報が欠けていることで、実際に行動へ移すことを諦める人が多く存在します。

観光における情報発信では、公共交通手段や時刻表、宿泊施設、周遊ルート、体験コンテンツなど、来訪イメージをより具体的に高めてもらうための情報発信が大切です。
全ての情報を自治体から発信することは困難かもしれませんが、より確実な来訪へ繋げるためにも、可能な限りの情報がまとまったページを作ることを意識してみると良いかもしれません。

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消費してもらうため!

次は、消費してもらうためです。

観光における一つの大きな目的は、観光客に地域で消費をしてもらうことです。
そのためにも、観光客の消費行動を誘導するような情報発信が重要となります。

例えば、観光案内所での適切な案内や目的別モデルルートの周遊を促すプロモーションの実施、旅行の途中で目にするような場所・媒体を活用した広告掲載などが考えられます。
「どのように情報発信をすれば、消費してもらえるのか?」などのマーケティング的要素を意識した視点を持ちながら、様々な検証をしてみると良いでしょう。

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再び来訪してもらうため!

次は、再び来訪してもらうためです。

持続可能な観光地にするためには、再び来訪してもらうための仕組みづくりは欠かせません。
様々な手法が思い浮かぶ中で一番効果的な方法は、宿泊施設や飲食店などと連携し、観光客へ直接メッセージを送ることだと、私は考えています。

そもそも、観光客が自治体に対して直接的なファンになることは、とても珍しいです。
しかし、利用した宿泊施設や飲食店などには、思い出と共にファンがつきやすいのではないでしょうか?
再び来訪して強いファンになってもらうためにも、実践する価値はあると思います。

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自治体の観光における情報発信で意識しておきたい4つのこと!

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多くの自治体の観光担当者は、情報発信を一つの課題と捉えているのではないでしょうか?
ここでは、自治体の観光における情報発信で意識しておきたい4つのことを、ご紹介します。

SNSは行動決定手段としても活用されている!

まずは、SNSは行動決定手段としても活用されていることです。

今までのSNSは、観光における行動決定手段としては活用されておらず、認知度向上の手段として考えられていました。
しかし、若い年代を中心に、既にSNSは行動決定手段として活用されています。
そして今後、世代交代が進むにつれて、今まで以上にSNSが行動決定手段の中心にかる可能性があるのです。

また、SNSは「誰の発信か?」も重要な要素となっています。
特に、自治体公式や企業公式、著名人、インフルエンサーは、とても信頼度が高い情報として閲覧される傾向にあります。
「SNSはこうあるべき!」と決め打ちをするのではなく、時代の流れを読み解きながら臨機応変に運用方針を見直すことが大切なのかもしれません。

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動画と画像を使い分ける!

次は、動画と画像を使い分けることです。

これからの情報発信は、動画の時代が訪れると言われています。
その理由は、5Gによる高速回線の一般化や通信制限の緩和などが起きると言われているためです。
そのため、今後の観光における情報発信は、動画が効果的なものとなることは間違いないでしょう。

しかし、必ずしも動画が良いというわけではありません。
発信する情報量や内容によっては、画像の方が効果的であることも多いです。
どのような場合でも動画による情報発信にこだわるのではなく、どの方法が効果的に情報受信者へ伝わるかを意識してみてください。

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旅マエ、旅ナカ、旅アトの3つの視点を持つ!

次は、旅マエ、旅ナカ、旅アトの3つの視点を持つことです。

  • 旅マエ:旅行の行程や宿泊先などを探すタイミング
  • 旅ナカ:旅行中の観光地巡りや買い物を楽しむタイミング
  • 旅アト:お土産配りやSNS・口コミによる旅行の感想を発信するタイミング

観光における情報発信のポイントは、どのタイミングでの情報発信なのかを意識することです。
情報を発信するタイミング次第で、情報受信者へ伝えるための媒体手段や情報内容は変化します。

そして、観光客がどのような情報を必要としているかを研究し、理解を深めることも大切です。
観光客にちょっとしたストレスや不満、誤解を与えないためにも、より丁寧な情報発信を意識してみましょう。

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公式ウェブサイトを丁寧に更新する!

最後は、公式ウェブサイトを丁寧に更新することです。

観光客にとっては、自治体や観光協会・DMOの公式ウェブサイト、観光特設サイトなどの地域が配信する情報が一番信頼度の高い情報です。
特に、観光名所やイベント、お土産などの情報信頼度は大きく、情報として強い期待をしていると考えられます。
そのため、公式ウェブサイトは、より丁寧な更新が求められていると言えるでしょう。

また、公式ウェブサイトから体験コンテンツなどの予約まで繋がると良いかもしれません。
地域での消費へ直接繋がる公式ウェブサイトの在り方も、今後、検討してみてはいかがでしょうか?

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まとめ

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今回は、自治体における観光の情報発信で意識しておきたい4つのことについて、ご紹介しました。

自治体の観光における情報発信は、とても難しい仕事です。
誰でも情報発信ができる時代だからこそ、マーケティングやトライ&エラーを行っていくべきでしょう。

本記事は一つの私見でしかありませんが、引き続き、私自身も見識を深めていきたいと思います。
自治体の観光担当の人が、観光の情報発信を考えるきっかけになれば幸いです。

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