地方公務員ブロガー 納 翔一郎~富田林INFORMATION×WORK×LIFE~

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【読書記録】『地方自治体への営業〜実は「お役所」こそが、ビジネスチャンスの発信地』

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2021年2月12日に、みらいパブリッシングから『地方自治体への営業〜実は「お役所」こそが、ビジネスチャンスの発信地』が出版されました。

本書は、地方自治体の仕組みや具体的な営業アプローチに関するノウハウがまとめられた1冊です。
「若手営業マン向け」と書かれていますが、地方公務員こそ読むべき内容だと、私は感じました。

では、本書にはどのようなことが書かれているのでしょうか?
今回は、『地方自治体への営業〜実は「お役所」こそが、ビジネスチャンスの発信地』の感想について、ご紹介します。

本書の概要と感想!

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地方自治体への営業〜実は「お役所」こそが、ビジネスチャンスの発信地』(著者:伊藤 健太郎 氏)
2021年2月12日発売

伊藤 健太郎(いとう けんたろう)
新潟市議会議員。1994年新潟市の職員採用試験に合格。20年間の市役所職員を経て、2015年の統一地方選挙で新潟市議会議員選挙に無所属で立候補し初当選。現在2期目。中越地震、中越沖地震などで防災担当として精力的に活動。民間企業との連携を重視し、社会福祉を主要テーマに議員活動をする傍ら、
行政書士として企業・団体からの経営相談や営業マンの研修にも力を入れている。

miraipub.jp

本書に書いていること!

まずは目次を確認してみましょう。

  • 序章:地方自治体は若手営業マンにとって最高のトレーニングジム
  • 第1章:変動の少ない地方自治体の仕組み
  • 第2章:営業マンの「攻め月」は7月にあり!
  • 第3章:知らないと失敗する「お役所」の七不思議
  • 第4章:地方自治体で成功する営業のツボはこれだ!
  • 第5章:地方議会・地方議員とビジネス
  • 第6章:営業マン一人ひとりの力が地方を活性化させる

本書は、地方自治体の仕組みや具体的な営業アプローチに関するノウハウがまとめられた1冊です。
地方自治体へ営業を行う民間企業の方にとっては、地方自治体の予算や契約の時期などの仕組みや営業のポイントがまとめられているため、参考になる内容ばかりでしょう。

特に、地方自治体への営業初心者が苦戦する決まりや慣習が、とてもわかりやすく解説されています。
まずは、本書を通じて、地方自治体のことを勉強することから始めてみてはいかがでしょうか?

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本書を読んだ私の感想!

本書を読んだ私の感想は、「若手地方公務員こそ読むべき内容」でした。

地方自治体の予算や契約、そして、年間スケジュールに関することが、とてもわかりやすく整理されています。
これらの内容は、地方公務員として採用されてから教えてもらうことがない内容ばかりです。

そのため、地方自治体の契約における全体像を掴むには、とても良い1冊です。
地方公務員としての基礎をきちんと身につけるためにも、ぜひ若手地方公務員のみなさんは、読んでみてください。

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本書で特に私がみなさんに読んでもらいたい3つの内容!

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本書は、地方自治体の仕組みや具体的な営業アプローチに関するノウハウがまとめられた1冊でした。
ここでは、本書で特に私がみなさんに読んでもらいたい3つの内容について、ご紹介します。

地方自治体の入札・契約制度!

まずは、地方自治体の入札・契約制度です。
これは、第1章に書かれている内容です。

  • 一般競争入札
  • 指名競争入札
  • 随意契約

地方自治体の契約基礎知識とも言える上記の内容が、とてもわかりやすく解説されています。
それぞれの流れが図解でまとめられているため、地方自治体の契約基礎知識がない人は、図解から読んでみると良いでしょう。

入札や契約に関する内容は、全然知識として身についていない地方公務員も多く存在します。
現役地方公務員のみなさんも、契約基礎知識を身に付けるために読んでみてください。

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「お役所」特有の「決まるタイミング」とは?

つぎは、「お役所」特有の「決まるタイミング」です。
これは、第3章に書かれている内容です。

地方自治体の予算は、市長が予算案を議会に提案して、議会の議決により正式決定となります。
実は、そのタイミングが3月末なのです。

地方公務員に対するスピード感のなさが指摘されることもありますが、実は、地方公務員ではなく地方自治体の仕組みが、様々な決定を遅くさせているのです。
ここでは、首長選挙や人事異動の事例なども交えながら詳しく紹介されているので、一度内容をご覧ください。

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職員の当たり前の気持ちを受け入れる!

最後は、職員の当たり前の気持ちを受け入れることです。
これは、第4章に書かれている内容です。

簡単に言えば、地方自治体へ営業する際は「職員の立場を理解しよう」ということです。
私も営業の方とお話させてもらう中で、「こちらの立場を理解してもらえていない」と感じる場面が多々あります。

本書内で書かれている内容は「地方公務員は頑張っていない」という前提で読めてしまうのですが、営業に対して無関心、もしくは、ネガティブに捉えている人が多くいると、私も強く感じています。
その背景には様々な理由があるものだと思いますが、本書を一つのきっかけとして、職員の立場を理解した営業マンが一人でも増えてくれることを願っています。

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まとめ

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今回は、『地方自治体への営業〜実は「お役所」こそが、ビジネスチャンスの発信地』の感想について、ご紹介しました。

本書は、地方自治体の仕組みや具体的な営業アプローチに関するノウハウがまとめられた1冊でした。
様々な地方自治体の基礎知識もまとめられているため、若手営業マンだけでなく、若手地方公務員にも読んでもらいたい内容です。

特に難しいことが書かれているわけではありませんので、本が苦手な人でも比較的読みやすいでしょう。
地方自治体の実情を知ってもらうためにも、ぜひ多くの人に読んでもらいたいです。

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