地方公務員ブロガー 納 翔一郎~富田林INFORMATION×WORK×LIFE~

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【読書記録】『公務員のための広報の教科書』

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2022年8月19日に、学陽書房から『公務員のための広報の教科書』が出版されました。

本書は、自治体広報の全てがまとめられた永久保存版の1冊です。
仕事リストやスケジュール、事務処理、企画・取材・編集など、広報担当者にとっては欠かせない情報が満載となっています。
また、著者の佐久間氏が「全職員が広報担当」と述べるように、広報担当者以外の地方公務員にも広く読んでもらいたい内容となっていました。

では、本書にはどのようなことが書かれているのでしょうか?
今回は、『公務員のための広報の教科書』の感想について、ご紹介します。

本書の概要と感想!

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公務員のための広報の教科書』(著者:佐久間 智久氏)
2022年8月19日発売

佐久間 智久(さくま ともひさ)
1976年生まれ。東京都板橋区出身。埼玉県三芳町で公務員を18年間務める。税務課(固定資産税)、健康増進課(介護保険)を経て広報室へ。独学で広報やデザイン・写真・映像などを学び、全国広報コンクールで内閣総理大臣賞を受賞、自治体広報日本一に導く。2020年2月に三芳町を退職し、PRDESIGN JAPAN(株)を立ち上げる。現在は執筆の傍ら行政・自治体の広報アドバイザー、早稲田マニフェスト研究所招聘研究員、PR TIMES エバンジェリストなどを務める。地方公務員アワード2019受賞。Juice=Juice 金澤朋子写真集「いいね三芳町」のフォトグラファー。『Officeで簡単! 公務員の1枚デザイン術』『PowerPoint からPR 動画まで! 公務員の動画作成術』など著書多数。研修講師は年間120回以上。

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本書に書いていること!

まずは目次を確認してみましょう。

  • 第1章:「まちの代弁者」として働く!広報担当者になったら
  • 第2章:グっと楽になる仕事術!広報事務業務のコツ
  • 第3章:庁内で仕事をうまくまわす!広報仕事の調整術
  • 第4章:全広報物に使える!読みやすさの基本ルール
  • 第5章:少ない文字数で伝わる!お知らせ欄・見出し&キャッチの作り方
  • 第6章:広報紙の良し悪しが決まる!取材の仕方・特集記事の作り方
  • 第7章:「こう撮りたい!」を形にする!カメラを使った広報写真の撮り方
  • 第8章:メディアに取り上げられる!プレスリリースの作り方
  • 第9章:デジタルとウェブを活用!ホームページ・SNS・動画・広聴のポイント

本書は、自治体広報の全てがまとめられた永久保存版の1冊です。
具体的な広報担当の仕事術だけでなく、どの部署でも役に立つ広報仕事術が盛りだくさん掲載されていました。

また、内部・住民調整、公平性、根回し、広報の考え方など、デザインや技術的な部分以外のリアルな広報業務についても、わかりやすく整理されています。
とても読みやすく書かれていますので、ぜひ多くの方に読んでもらいたい内容となっています。

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本書を読んだ私の感想!

本書を読んだ私の感想は、「自治体広報に関するバイブル本」でした。

ここまで自治体広報に関する内容が網羅された1冊に、私は強い感動を覚えました。
この本の内容を実践に移していくことで、多くの自治体広報が素晴らしい進化を遂げていくものだと感じました。

ただし、そのためには、首長や幹部職員にも本書を読んでもらうことが重要でしょう。
本書にも書かれていますが、「良い広報は、管理職の理解あってこそ」です。
広報からまちを変えていくためにも、ぜひ理事者や管理職のみなさんも読んでください。

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本書で特に私がみなさんに読んでもらいたい3つの内容!

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本書は、自治体広報の全てがまとめられた永久保存版の1冊でした。
ここでは、本書で特に私がみなさんに読んでもらいたい3つの内容について、ご紹介します。

自治体広報で住民に伝わる&行動が変わる!

まずは、自治体広報で住民に伝わる&行動が変わることです。
これは、第1章に書かれている内容です。

  • 自治体広報とは?
  • 広報の目的とは?

ここでは、主にこの2つがまとめられています。
特に、広報を中心とした「住民」「職場」「地域・企業」「メディア」の相関図は、自治体広報の理解をより深めてくれるでしょう。

また、やることが目的化した「アリバイ広報」についても述べられています。
広報は、目的ではなく「手段」です。
まずはこの第1章の冒頭を、一人でも多くの地方公務員、そして、首長や幹部職員に読んでもらいたいと強く思いました。

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全庁的広報のガイドラインを作る!

次は、全庁的広報のガイドラインを作ることです。
これは、第3章に書かれている内容です。

全庁的に広報のルールを浸透させ同じ方向性を持たせるためには、広報のガイドラインを作る必要があります。
そして、広報ガイドラインを作れば良いというものではなく、要点を絞って分かりやすいガイドラインにすることが重要です。

今どれだけの自治体で広報ガイドラインが作成されているかはわかりませんが、まだ未作成の自治体は、本書の目次例や作成例を真似しても良いでしょう。
ぜひ本書を参考にして、全庁的な広報ガイドラインを作成してみてください。

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公平性を保つ方法!

最後は、公平性を保つ方法です。
これは、第6章に書かれている内容です。

本書に書かれている公平性を保つための工夫は、商品やお店を紹介するのではなく「人」にスポットをあてた紹介をすることでした。
また、「なぜその人か?」の大義名分として、その人が所属する長や関連する部署にも許可を得ることも重要だそうです。

このような、「公平性」に関することがとてもわかりやすくまとめられていました。
とても参考になる実践術なので、ぜひみなさんもご一読ください。

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まとめ

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今回は、『公務員のための広報の教科書』の感想について、ご紹介しました。

本書は、自治体広報の全てがまとめられた永久保存版の1冊でした。
実際の仕事知識や実践術、ノウハウなど、自治体広報をしっかり学べる内容となっていました。
広報担当部署の職員は、必ず読むべき1冊でしょう。

また、著者の佐久間氏が「全職員が広報担当」と述べるように、広報担当者だけでなく、全ての地方公務員に読んでもらいたい内容となっています。
広報からまちを変えていくためにも、全部署一丸となって、広報を実践していきましょう。

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