地方公務員ブロガー 納 翔一郎~富田林INFORMATION×WORK×LIFE~

地方公務員のこと、富田林市のこと、公務員本の読書記録などを書くブログです。

【読書記録】『A級グルメが日本の田舎を元気にする スーパー公務員が役場を辞めた理由』

サムネイル画像

2022年8月25日に、時事通信社から『A級グルメが日本の田舎を元気にする スーパー公務員が役場を辞めた理由』が出版されました。

本書は、元邑南町職員の寺本英仁さんが、地方公務員を退職して「にっぽんの田舎を元気にする」活動に至るまでの苦労話や思考・行動などのエピソード、そして、これからの未来について書かれた1冊です。
寺本さんの仕事術や想いなどを知ることが出来るだけでなく、地方公務員として働く「想いの原点」を思い出すことも出来ます。
そして、本書を通じて、寺本さんの人柄に惹かれる人が多く生まれるでしょう。

では、本書にはどのようなことが書かれているのでしょうか?
今回は、『A級グルメが日本の田舎を元気にする スーパー公務員が役場を辞めた理由』の感想について、ご紹介します。

本書の概要と感想!

f:id:naya0708:20220830155007j:image

A級グルメが日本の田舎を元気にする スーパー公務員が役場を辞めた理由』(著者:寺本 英仁 氏)
2022年8月25日発売

寺本 英仁(てらもと えいじ)
1971年島根県生まれ。94年東京農業大学卒業、同年4月島根県石見町役場入庁(その後、町村合併で邑南町)。2009年内閣官房・経済産業省「地域産業おこしに燃える人」第3期メンバーに選出。2012年総務省地域力総合アドバイザーに就任。2016年NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」に地方公務員として初めて取り上げられる。2018年初の著書が尾崎行雄記念財団「咢堂ブックオブザイヤー2018」、食生活ジャーナリストの会「食生活ジャーナリスト大賞」を受賞。2019年にっぽんA級(永久)グルメのまち連合アドバイザーに就任。2020年「地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード2020賞」「特別協賛社賞 電通CP塾賞」受賞。2022年3月に28年勤めた役場を退職し、株式会社ローカルガバナンスを立ち上げて全国の自治体支援にまい進する。

www.nhk.or.jp

www.holg.jp

本書に書いていること!

まずは目次を確認してみましょう。

  • 第1章:過疎の町からの復活
  • 第2章:立ち止まらずに進む〈A級グルメ〉レストランー「香夢里」のその後
  • 第3章:「A級グルメのまち連合」の仲間たち
  • 第4章:〈A級グルメ〉を邑南町に浸透させる
  • 第5章:〈A級グルメ〉「邑南そば」の誕生
  • 第6章:「新型コロナ」を超えてー邑南町とにっぽんの未来のために

本書は、元邑南町職員の寺本英仁さんが、地方公務員を退職して「にっぽんの田舎を元気にする」活動に至るまでの苦労話や思考・行動などのエピソード、そして、これからの未来について書かれた1冊です。
寺本さんが邑南町で実践されてきた実例の数々や様々な想いが、一つひとつ細かいエピソードとして紹介されています。

特に、第6章に書かれている新型コロナウイルス感染症以後のお話は、共感する地方公務員も多くいるでしょう。
そして、その中でも動き続けた寺本さんの行動と想いを、ぜひ多くの地方公務員に読んでもらいたいです。

naya0708.hatenablog.com

本書を読んだ私の感想!

本書を読んだ私の感想は、「寺本さんの行動と想いに尊敬する」でした。

寺本さんが起こしてきた様々な行動には、本当に多くの失敗や壁が立ちはだかったものだと想像します。
おそらく、本書で書かれている内容以上に、苦労したことや辛かったこともあったのではないでしょうか。

そのため、私は寺本さんの「行動する力」と「想いの強さ」に尊敬の意を抱きました。
これからのご活躍を応援すると共に、ぜひ一度、どこかでお話を直接聞いてみたいと思いました。

naya0708.hatenablog.com

本書で特に私がみなさんに読んでもらいたい3つの内容!

パソコン画像

本書は、元邑南町職員の寺本英仁さんが、地方公務員を退職して「にっぽんの田舎を元気にする」活動に至るまでの苦労話や思考・行動などのエピソード、そして、これからの未来について書かれた1冊でした。
ここでは、本書で特に私がみなさんに読んでもらいたい3つの内容について、ご紹介します。

人脈を育てる「6対4の法則」!

まずは、人脈を育てる「6対4の法則」です。
これは、第2章に書かれている内容です。

寺本さんは、交渉するときに必ず「6対4で相手に譲る」ことを心掛けています。
自分が譲ることのできない部分を「4」、相手に「6」というものです。

この実践を続けていることで、寺本さんは不思議と人脈が出来てきたそうです。
この「6対4の法則」から学ぶことは非常に多いと思いますので、ぜひみなさんもご一読ください。

naya0708.hatenablog.com

重要なのはトライ・アンド・エラーの積み重ね!

次は、重要なのはトライ・アンド・エラーの積み重ねです。
これは、第5章に書かれている内容です。

ここでは、「とにかくやってみる。やってみてダメならば、その時点で修正する。」のトライ&エラーの重要さがまとめられています。
この積み重ねこそが、地方創生には欠かせないと寺本さんのお話でした。

そもそも地方公務員は、前例踏襲主義です。
この前例踏襲主義こそが、地方公務員の最大の弱点であるのです。
一人でも多くの地方公務員が本書を読み、前例踏襲主義から脱却する気付きとヒントを得てもらえたら嬉しいです。

naya0708.hatenablog.com

事業者や地域の人の声を聴く!

最後は、事業者や地域の人の声を聴くことです。
これは、第6章に書かれている内容です。

行政が実施する施策の原点ほ、やはり住民の笑顔にある。

地方自治体が実施する多くの施策は、批判や苦情が生まれることが多いように感じませんか?
その理由は、思い込みをベースとして机上で物事を語ってしまっており、事業者や地域の人の声を聞けていないことに原因があると、私は考えています。

寺本さんも『「その予算の活用によって町がどう良くなるか」が想像できなくなっているのではないか』という問いを抱えていました。
地方公務員としてハッとさせられる内容が書かれていますので、ぜひ多くの人に読んでもらいたい内容です。

naya0708.hatenablog.com

まとめ

まとめ画像

今回は、『A級グルメが日本の田舎を元気にする スーパー公務員が役場を辞めた理由』の感想について、ご紹介しました。

本書は、元邑南町職員の寺本英仁さんが、地方公務員を退職して「にっぽんの田舎を元気にする」活動に至るまでの苦労話や思考・行動などのエピソード、そして、これからの未来について書かれた1冊でした。
本書を読み終えて、苦労も喜びも含めて、寺本さんの地方公務員生活を追体験したような気持ちになりました。

正直、このような素敵な方が地方公務員を辞められることは、少し寂しい気持ちではあります。
しかし、これからの「日本の田舎を元気にする」活動は、心より応援しています。
みなさんも、ぜひ本書を読んでみてください。

books.rakuten.co.jp

naya0708.hatenablog.com