「休日もよく頑張るね!」
「地域に飛び出す系はすごいね!」
休日に地域イベントに参加しているだけで、このようなことを私は言われます。
特に地方公務員においては、地域イベントへの参加をネガティヴに捉えられているのではないでしょうか?
私は地域イベントへの参加を通じて、様々なメリットとデメリットを感じています。
では、どのようなことでしょうか?
今回は、地方公務員が地域イベントに参加するメリットとデメリットについて、ご紹介します。
▼本記事における「地域イベント」
・住民や地域団体等が主催のイベント
・他部署が主催の自治体イベント 等
地域イベントに参加するメリットとは?
私は地域イベントに参加し続けていることで、地方公務員としての働きやすさを感じるようになりました。
ここでは、地域イベントに参加するメリットについて、ご紹介します。
地域を知るきっかけになる!
まずは、地域を知るきっかけになることです。
他人から聞いた情報よりも、自分の目で地域を見て、感じることは大切です。
今まで知らなかった地域のことを、深く知るきっかけにもなるでしょう。
また、地域イベントを通じて地域を知ることで、地方公務員としての街への関わり方も見えてくるかもしれません。
そのため、まずは地域イベントへ参加することに、私は大きな意味があるとかんがえています。
名前と顔を知ってもらえる!
次は、名前と顔を知ってもらえることです。
地域イベントに何度も顔を出していると、「あの人は、どこの誰だろう?」となることがあります。
そして、共通の知人を介して、地域の人に名前と顔を覚えてもらうことが出来るでしょう。
また、地域の人から話を聞くことが、一番地域を知る良い機会となります。
そして、地域の人と仲良くなったり、誠意ある協力などを行うことで、口コミで「〇〇さんは頑張っている職員」という箔を地域の人からいただけるかもしれません。
地域の人たちの顔を思い浮かべながら仕事ができる!
最後は、地域の人たちの顔を思い浮かべながら仕事ができることです。
仕事をより良いものにしていくためには、地域の人たちがどのようなことを望んでいるのか、そして、どのような顔になってほしいのかを考えることが大切です。
地域イベントに参加することで、より具体的な地域の人たちの顔を思い浮かべながら仕事をすることが出来るようになるでしょう。
特に、地域の人たちを笑顔にしていくことが私たち地方公務員の仕事です。
そのことを忘れないためにも、地域の人たちの顔を思い浮かべれるようになってみてください。
地域イベントに参加するデメリットとは?
私は地域イベントへの参加をメリットと感じていますが、もちろんデメリットと感じる場面もあります。
ここでは、地域イベントに参加するデメリットについて、ご紹介します。
名前と顔を知られる!
まずは、名前と顔を知られることです。
先ほどメリットとしても紹介しましたが、実は、デメリットでもあります。
名前と顔を知られることで、自分が想定していない余計なことに巻き込まれるリスクがあるのです。
また、地域イベントに参加しない地方公務員の多くは、このデメリットを感じている傾向があると考えられます。
そのため、地域外のイベントなどに参加する形をとる人が多いでしょう。
業務の相談や要望を受けることがある!
次は、業務の相談や要望を受けることがあることです。
地域の人たちに「地方公務員」と知られるだけで、業務時間の関係なしに仕事に関する相談や要望などを受けることがあります。
内容によっては、「地域を楽しむためにイベントに参加したのに」という気持ちになることもあるでしょう。
「様々な地域の人たちの声を聞いて経験を積む」というポジティブな捉え方が出来れば、実はメリットになります。
しかし、プライベートな時間で仕事のことを切り出されることで、ストレスを感じるリスクがあることはデメリットと言わざるを得ません。
不本意に地域イベントに巻き込まれることがある!
最後は、不本意に地域イベントに巻き込まれることがあることです。
実際に不本意に巻き込まれるケースは非常に稀ではありますが、私は数件の事例を聞いたことがあります。
「デメリットではない」いう人もいるかもしれませんが、大多数の人にとっては不本意に巻き込まれるリスクを恐れるものだと思います。
地域イベントの主催は、地元の地方公務員を巻き込んでおくことで信頼感のあるイベントへと繋げることができるメリットがあるため、基本的には歓迎されます。
地域イベントの主催に入る良し悪しはありますが、その判断基準は自分の中できちんと持つことをおすすめします。
まとめ
今回は、地方公務員が地域イベントに参加するメリットとデメリットについて、ご紹介しました。
地域イベントに参加することだけであれば、現場に行くだけで達成出来ます。
しかし、仕方なく参加しているという場合は、地域の人たちに肌で伝わってしまう可能性があるので、あまりおすすめはしません。
「ちょっと遊びに行ってみようかな?」
「地域を勉強してみようかな?」
「一歩踏み出してみようかな?」
地域イベントへの参加は、このような考えが少しでも生まれた瞬間で大丈夫です。
無理なく楽しめるタイミングで、ぜひ一人でも多くの地方公務員に地域イベント参加によるメリットを体感してみてほしいと私は願っています。